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歯車
その他リレー小説 - ファンタジー

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歯車 3

まぁいいや、適当に聞き流すか
さてと、だるいな〜
何でこいつはこんなにテンションが高いのかな?
てか、何時話は終わるんだろ
むしろすごいよな、人ってこんなにしゃべれるんだな
言葉のキャッチボールって言葉があるけど一方的にボールが飛んでくると状況は
端から見ればいじめではないだろうか
「じゃそういう訳で、頼んだぜ」
・・・どういう訳なのだろうか

さてと今俺にある選択子
1無視する(有力候補)
2とてもだるいけど昨日の事情を説明しにいく
あれ?もっとあると思ってたんだけどな
とりあえずサイコロ鉛筆をふってみた
結果は2
善意の塊である俺としては2を選んであげたいところだが
さいころごときに俺の運命を決められたくなかったので1を選ぶことにした
ゆうやさん、恨むならサイコロで2を出した神を恨みな
神様っているのかな?

今から何しよう、今日は放課後暇なんだよな、
また図書室にでも行ってみることにしよう


図書室は閉まっていた、
図書委員がいるいない以前に窓ガラスや机が壊れたまんまだった
立ち入り禁止の札を学校内で見るとは思わなかった
とりあえず、立ち入り禁止の札と図書室の入り口のシュールなコントラストを写メリつつ
これからどうしようかと思ってると
教師と業務員の人がやってきた
「いったい学校の備品を何だと思ってるんだ」
税金の固まりかな?公立だし
「全くですよ、しかしどうやったらこんな酷い状況に?」
「生徒同士が喧嘩したそうですよ、喧嘩というか一方的に殴ってたらしいんですけど」
「近ごろの若者は怖いね、親がしっかりしないからこういうことを平気でするようになるんだ」
何となくいらっとくる会話だ
教師たちはようやく俺がいることに気づいたようだ、
「君、こんなところで何をやってるんだ、早く帰りなさい」
この一言でゆうやさんのことをフォローする気持ちは消えた


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