暗殺少女 1
「俺。まだ死んでないよ」
そう言って、死神の差し延べた手をふりはらった少年がいた。
「「私とともにいかないか」」
「まだ死んでもないのに行けないよ」
「そうか・・・ならばしかたない」
そう言うと死神は消え代わりに、制服をきた一人の少女がいた。
髪が長く、また幼さが残る顔立ち。
「死神の誘いを断るのは大罪よ」
「俺は死んでない!!まだ生きている」
なお認めようとしない少年。
「そう・・ならしょうがない」
少女は背中にある長刀をぬきかまえる。
「もう一度言うわ。死神と一緒に行く気はない?」
「死んでない。俺は」
「そう。死神にさからう罪は大罪。あなたは天国には行けないわ。だから・・あなたの命もらいます」
そう言うと、すばやく少年をきりつける。
きりつけられた所から少年はみるみるうちに消えていった。
「消える・・なぜ」
「罪を認め無にかえりなさい」
そして少年は風とともに消えてしまった。
「ご苦労様です」
「いえ。次の仕事は」
「もう来てますよ」
そう言うと、死神は一つの写真を取り出した。
「音瀬 まい。死神の誘いを断り、そして近々人を殺すとこまで悪霊とかしている」