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武竜戦記
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武竜戦記 5

十六夜とジンは竜笛を回し始めた十六夜の竜笛の刻む音は、自らを奮い立たせるかのようなメロディーだ。
「吼えろ竜刀・竜翔丸!」
「我が力を糧に真の姿を示せ!竜剣・竜牙!」
十六夜は竜翔丸の封印を解除した瞬間ジンに切りかかった。
だが、ジンはすぐさま竜牙で十六夜の攻撃を防いだ。
「くっ!!」
「おらあどうしたどうしたお前の力はそんな物か!」
十六夜は容赦ない連撃を続けた。
「こらぁ十六夜あんたは何してんのよ!」
その時女性の怒鳴り声が聞こえてきた。十六夜は怒鳴り声を聞いたとたん攻撃を止めた。
「げっミティカ何でここがわかったんだ。」
「どうでもいいでしょ。ごめんなさいね十六夜が迷惑かけちゃって」
「いや、べつに・・・」
「あれ、それはあっそうか君がジン君ね。」
ミティカと呼ばれた女性はジンの持っている竜牙を見てそう言った。
「そうですけど。何か?」
「長老からあなたの旅についてくように言われたのよ。」
「長老が何で、そんな事を?」
「ハーフのお前がしんぱいだからじゃねえか痛っ!何も踏むことねえだろ!」
ミティカは十六夜の足を踵で踏みつけていたのだ。
「少しは、この子の事考えてあげなさいよ!」

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