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Step up!
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Step up! 6

ミレーは封筒の中身を確かめる。
「…はい、確かに。毎度ありがとうございます〜。あ、そうそう。これ、入学祝いよ。」
そう言って、ミレーはミサンガを差し出した。
「ありがとうございます!」
「いえいえ、これからもうちの店をごひいきにして下さいな。」
「は〜い。では。」
二人は家へ向かった。
明日はいよいよ、ダイヤモンド学館高等部の入学式だ。
「クラス、どうなるかな、セージ…。」
「同じだよ、きっと。…成績順だしね。」
名門校。クラス分けはもっぱら成績順だ。
「高校生かぁ。」
「そうだよ。勉強も進路も、うるさく言われるようになるんだ。」
「うわ〜、考えたくな〜い!」
リビングで話している二人に台所から声が聞こえた。
「今日はそろそろ寝たらどうなの?」
二人の母だ。
「は〜い。おやすみなさい。」
それぞれの部屋に戻り、眠りに落ちた。
次の日。快晴。
「わぁ!いい天気だね、セージ!」
「ほんとだ。…あ、花が咲いた。」
冬、植木鉢に蒔いた種が、花を開いた。
「めでたい門出にぴったりね。今日の夕食はお祝いだから。」
リビングで話している二人に台所から声が聞こえた。
「今日はそろそろ寝たらどうなの?」
二人の母だ。
「は〜い。おやすみなさい。」
それぞれの部屋に戻り、眠りに落ちた。
次の日。快晴。
「わぁ!いい天気だね、セージ!」
「ほんとだ。…あ、花が咲いた。」
冬、植木鉢に蒔いた種が、花を開いた。
「めでたい門出にぴったりね。今日の夕食はお祝いだから。」

〜高等部入学〜
 式は校庭で行われた。カレンはまだ涼しげな色の空に月が浮かんでいるのを見つけた。
いつもなら中等部からの友達かセージに教える所だが、生憎隣にいるのは知らない子だ。しかしカレンは痺れをきらし、その子に話しかけた。        「ね、ね、あそこにまだ月が出てるよ」      「えっ…あっほんとだ!」カレンはすっきりしたが、それも束の間。     「こらっ」       「ごっごめんなさいっ、…ってユウライさ…先生!」カレンを咎めたのはユウライだった。
「次は僕の出番だから、よく見といてね」

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