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Step up!
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Step up! 17

「ベンジャミン先生。相談したいことがあるのですが…。」
「…どうしたんだい?」
事情を話す。
「お前達、賢いな。毎年みんな気付かないんだ。宿泊場所の手配を自力でやるべきってこと、その費用は自腹ってことに。」
「ええ〜っ!?」
「私の伯父が桃色花園の近くで民宿を経営している。私が連絡を取ってみるよ。」
「ありがとうございます!」
下調べは一通りした。宿泊場所の手配も済ませた。占いの結果は…
「明るい未来が見える。」
良し。作戦が…
「やっぱり焼き払うしかないんじゃ…?」
「放火だし、それ!」
「じゃ凍らせれば?」
「誰が出来るんだよ!」
決まらない。
出発まで3日となった。
「良し、作戦は…」
「これで行こう。」
「絶対に…」
「…謎を解く!」
「お─!!!」
〜桃色花園の旅〜

「すごい、空が青いね…」
カレンは窓から外を見た。空は雲一つない快晴。
「4日間、晴れだって。」
セージが隣りに来て、空を見上げた。
「ほら、朝ご飯、食べなさい!」
「は─い。」
今日から4日間、旅をする。危険な観光地、桃色花園へ…。
「行って来ます!」
双子は重たい荷物を抱え元気に家を飛び出した。
「行ってらっしゃい。気をつけて!」
母は心配そうに見送った。
まずは学校へ向かう。4人が揃った班から目的地へ飛ぶ。カレン達は1番に揃った。
「セージ、マイケル、カレン、メアリー。気をつけて行っておいで。」
ベンジャミンとまだ出発しないクラスメートに見送られ、4人は飛んだ。
「風よ!我々を桃色花園まで運んでおくれ!」
セージが杖を掲げ、叫ぶ。やって来た風に乗って、運ばれて行く。

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