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Step up!
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Step up! 13

ホームルーム終了後。
「マイケルと一緒に、図書館寄るから。」
「じゃ、先に家に帰るね。」
「メアリー、帰ろう。」
「そうだね、カレン。」
校門を出る。少し前を、リナとマリナが仲良さそうに歩いていた。
「リナ、マリナ!」
二人が振り向く。カレンとメアリーは駆け寄った。
「一緒に帰ろ〜!」
「うん。」
4人で他愛もない話を続けていたら、マリナの家の喫茶店に行く事になった。
カランカラン…。
「ただいま、おばあちゃん。」
「お帰りなさい…お友達連れて来たの。」
「うん。お茶とケーキご馳走して?」
「準備するわ。」
座って、マリナが手で促す。
さっそく旅の話。
「そちらの班は、後は誰がいるの…?」
リナが尋ねた。
「セージとマイケルだよ。」
メアリーが答えた。
「相変わらず、のメンバーだね。」
マリナが言った。
「4人、ずっと一緒なの…。」
またまたリナが目を丸くした。
「何だかんだ言って、中等部から一緒だな〜。そっちの班はどんな感じ?」
カレンが尋ねた。
そこへ、ケーキとお茶が運ばれて来た。
「ごゆっくり…。」
マリナの祖母がカウンターへ入っていった。
「いただきます。」
「なんか私の班の男の子…アヂムとイズティス…怖いです。」
リナが言った。
「「あ〜…」」
カレンとメアリーは同時に言った。
「私も、あの二人クラス一緒になるの初めてだから。どんな人達?」
「最初は怖いかもね。」
メアリーが言った。カレンが付け加える。
「でも悪い奴、ではないんだよ。」
「旅と準備を通して打ち解けるはずだよ!」
「そうかな…。」
リナが弱気に言う。
「大丈夫、リナ。私がついてるし。」
マリナが言った。
他愛のないおしゃべりは長々と続いた。
「ご馳走さまでした〜!」
辺りはすっかり暗くなっていた。
「じゃあね〜!」
3人は家路を急いだ。
「ただいま〜!」
カレンは家に着いた。「お帰りなさい。」
カレンを迎えたのはセージだ。
「何してたの、カレン?」
「エヘ…マリナの家の喫茶店に行ってたよ。」
「ほら、桃色花園の資料、探して来たよ。」ずっしり分厚い資料を3冊、セージが抱えていた。

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