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Step up!
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Step up! 14

「これは『旅行ガイド』。で、『土地史』と『桃色花園の伝説』は古代語で書かれてるから。解読手伝ってよ。」
「うわ〜!」
夕食までは後1時間。机には資料と古代語の辞書。
「さあ、やろう!」
「うん…。」
─桃色花園─1500年程前に、行方不明多数。化けた樹の目撃情報あり(図参照)。花園が1490年程前に火事。それ以来、行方不明者は出なくなった。
以上、1時間で訳した情報(要約)。
「いつまで経っても終らないよ…。」
「でも、この情報って、かなり重要じゃない?」
…その2時間後。
桃色花園の火事の原因は諸説ある。炎を得意とする魔法使いが、恋人を失った悲しみから発狂して焼き尽くした。隕石が落ちた。地震によって民家が火事になり、消し止められずに広がった。
「今日はこれくらいで終わろう。」
「まだ時間あるしね…。おやすみ。」
双子は眠りに落ちた。
「桃色花園の…火事?で行方不明事件が…終結?」
「1490年くらい前だよ。」
「ここ2年のと関係あるのかな…?」
「焼き払うの!?」
次の日、始業前。解読した資料について、そしてこれからの下調べについて、4人が話し合っている。
「おはよう。」
「おはようございます。」
「リナ、マリナ。おはよう!」
「旅の準備ね。カレン達はどこ行くの?」
「桃色花園だよ。」
カレンが答えた。メアリーが尋ねる。
「そっちは…どこいくの?」
「バナシュ村で盗賊対策。罠張るだけだからつまらないかも」
「うちと全然違うね」
「でも昨日、占ってみた。きちんとこなせば盗賊は捕まえられるって結果になったけど。」
マリナが言った。
「占い…!そうか、占ってみればいいんだ!」
カレンとメアリーは顔を見合わせた。
占術の教科書を開き、未来の結果を占うにはどんな占いが適しているか調べる。
「えっと…これかな?」

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