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ダークヒーロー
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ダークヒーロー 9

俺は血だらけの武器を捨てた。アメリカに来たばかりの時は一人で自由に殺しをしていたが、どうやら“人”と長く居過ぎてしまったようだ…
俺が両手をあげると、寄ってきた兵士に腹を殴られた。痛かった。しかし、鍛え過ぎた体はそんな事で気絶しない。
少しするともう一人兵士が来て、スタンガンを俺の首に当てた。
さすがにこれには気絶した…

「ここは何処だ?」

返事が返って来るはずない、しかし俺は聞いてみた。

「隊長、ホワイトハウスほぼ制圧完了しました」


敵兵が何かほざいた。頭から布を被り、いかにも頭が悪そうな兵士だった。しかも俺はふかふかのベッドで寝ている…

「隊長俺ですよ、スパイダーです」
「スパイダー?お前が?」

兵士が覆面をとると、本当にスパイダーが現われた。スパイダーは全てを話す。
俺達と別れた後、捕まえていた兵士を管理制御室で侵入者にしたてあげ、クーデターが起きた後、制御室を制圧。
パンサーたちと合流後、非常シャッターを作動、兵士たちをバラバラに閉じ込めた。その後変装したジェリーとスパイダーが戦っている俺に近付き保護、兵士たちは“5人の裏切り者”によって全滅。ピアスの男は未だ逃走中だそうだ。

「完璧でしょ?隊長」
「で、ピアスの男は?」
「どうやらシェルターに向かったようです…、シェルターからの敵の増援も考えられるので、隊長が目覚めるまでここで待機していました」
「行くぞ、決着をつける」
「流石隊長!皆外で待ってますよ」

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