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ダークヒーロー
その他リレー小説 - ファンタジー

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ダークヒーロー 1

もし世界というものが一つでないとしたら?

小さい分岐が大きな分岐を生みその結果いま存在している世界とは全く違う世界がつくられているとしたら

行動一つでいくつにも枝分かれした結果新しい世界が存在したらその世界はどうなっているだろうか

これはその理論が現実なった世界の物語

西暦2006年

度重なる国民を無視した政治。政治家による汚職。このような環境で国民が我慢するのは限界だった。発起した国民は政府を潰し新しく国民による国民のための組織を結成。しかし同じ人間がたどる末路なのか、結局は旧政府と同じように消されまた作り直すと言う悪循環だった
その悪循環のなか世界は乱れ、テロや殺人は日常茶飯前になっていた。そしてその世界でのちに地獄の君主とまでいわれた男がいた

男の名は潤という。日本生まれの純血の日本人である。年は23歳。彼は殺人鬼だった。二丁拳銃と日本刀で悪事を働く男だけでなく犯罪者であれば女や子供まで容赦なく殺していた。そして彼もまたこの世界が産み出した被害者そのものでもあった。これはもう一つの未来を生きる男の壮絶な生きざまを綴った物語…



「またあの夢か…」

俺の名前は潤。ちまたを賑わせている殺人鬼だ。これまで殺した人間は3000人はこえるだろう
俺が最初に殺したのは実の父親だった。家庭内暴力を振るう父親に嫌気がさした俺は包丁で父親の腹を突き刺し殺した。悪人を殺すことは必要だと俺は思っていたが結局は自分自身も悪人ということには変わり無いことに俺は気付いていた。そして裏ルートから拳銃を二丁手に入れ博物館から日本刀を強奪し海外に逃亡しいまアメリカにいる。どこの世界も日本と変わらない荒れようだった。道をあるけば死体がころがり銃弾が飛び交う無法地帯。俺はアメリカで犯罪者狩りを決意した。たとえそれが後悔する結果になるとしても…

「無理無理」
「いや、だからそこを何とか」
「無理無理、こっちも生活かかってんだ」
俺は“仕事”の報酬を貰いにこの大きな屋敷にきた、しかし主人はもっと安くしろと、うるさく食い下がる。
「この野郎…、こっちが下手にでてたらイイ気になりやがって!!」
怒り狂った主人が俺にショットガンを向けた瞬間、主人の頭は吹き飛んだ。“殺られる前に殺る”これが俺のやり方。
俺も人の子だ、すぐ殺しはしない、一応ギリギリまで待ってみたのだ、俺に銃口が向けられるまで…
報酬は予定通り頂いた。SPがうるさかったが、皆俺に銃を向けた瞬間に死んだ。仕事を依頼されて最後には裏切られる。それの繰り返しだ、まぁそのお陰で報酬を貰いそこねる事はないが。
人間とは実に醜いものだ…

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