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暗き刻
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暗き刻 3


そうなのか!?

「いや知ってたよ、まぁとりあえず今日はお前に闇へ帰ってもらうよ」
「闇だぁ?あんな所はもうごめんだ、それにお前みたいな若造になにができる…、まさかお前…」
「そう“暗き刻”をつくる者、“ブラックナイト”さ」
「そうか、じゃあおとなしく闇に帰るしかないな……、んな訳ねぇだろ!!」
襲いかかってくる猫。俺が猫の頬を軽く叩くと、猫は勢いよく回転しながら吹き飛んでいった。

「さすがブラックナイトって事か…、だがしかし!!」
猫が怪しく笑う。「プププ」といった感じで。俺は上を見上げる。

「タマとったニャ〜!!」
もう一匹猫がいたようだ。勢いよく砂煙が舞う。

「プププ〜、普通闇猫が一匹でいると思うか?ニャア?」
返事がない。

「お〜い?タマ〜?」
土煙が薄くなっていくとそこには人間の影があった。俺だ。

「何でお前が!?」
「フッ、悪いがタマちゃんには闇に帰ってもらったよ」
「チッ逃げるが勝ちニャ!!」
「ブラックナイトからは逃げられんよ…、フッ」
俺はかっこよく笑ってみせた。



……起きんかァ!!

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