PiPi's World 投稿小説

魔術狩りを始めよう
その他リレー小説 - ファンタジー

の最初へ
 37
 39
の最後へ

魔術狩りを始めよう 39

 男は刺すような御刻の視線にもまったく動じず、斬られた場所に構うことさえなく、うっすらと笑みを浮かべている。
 何を知っているのか。問い質したかったが、今はフツノを制御するのが先だ。
「はッ、つまんねーと思ってたが、何でもやってみるもんだなあ、おい」
 男のわき腹からは、少なくない量の血液が流れ落ちている。表情こそ変えないが、手応えからいっても浅くは無いはずだ。
「だが、ま、これ以上は俺も遊んでらんねーな。今回はこれくらいでおしまいだな。ひひ、そっちも切羽詰ってるみたいだしな、喜んでいいんだぜ?」


,
の最初へ
 37
 39
の最後へ

SNSでこの小説を紹介

ファンタジーの他のリレー小説

こちらから小説を探す