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クエストフォース〜竜キラーを目指す男〜
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クエストフォース〜竜キラーを目指す男〜 1

「水〜、水が飲みてぇ〜、うぅ〜腹も減ったぁ〜。」オレの名は、ヴィン。伝説の竜キラーを目指して旅をしている途中だ!(修業じゃないぞ)キラーとは、モンスター退治をしている人の事を言うんだぞ。未だ誰も倒したことがないドラゴンを倒すのがオレの夢、ドリーム!!だから、竜キラーなのだ。二ヶ月前に村を飛び出して来たのだが一週間ぐらい前から何も食べていない…「うぅ、もうダメだ。」
あぁ俺の人生ここで果てるのか…
とそろそろ辞世の句と走馬灯がいりまじりそうになっていると
「お〜いにいちゃん生きてるか?」
顔を上げると赤いジャンバーに赤いズボンを着た180は軽く超えている大男が自分の背丈と同じくらいある大槍片手にヴィンを覗きこんでいた

数分後近くの街の酒場にヴィンと大男はいた
「いや〜助かったぜ…死ぬかと思った」
「そいつぁ良かった」
大男の名前は『イージー』傭兵をしながら旅をしているらしい
二人はその酒場で、互いの旅の話し合ったりたりして盛り上がっていた。
「へぇ〜、ヴィンの兄ちゃんはキラーなんだ。」
「おうよ、オレが目指すのは竜を倒すキラー!名付けて竜キラーだ!!」
自慢気に腕を上げポーズを決めるヴィン。
「ところで、この街の名前はなんて言うんだ?」
「あぁ、街の名前は『ケルラ』何でも最近、よく当たる占い師がいるとかで有名だぞ。」
「ふ〜ん。」
「あれ、興味なさそうだねヴィンの兄ちゃんよぉ。」拍子抜けのイージー。
「だってよ、占いなんて所詮は予言だろ!?オレがそんなものに惑わされるかってのぉ!」
熱く、そして激しく語るヴィン。だが…
「では、試しにあなたの未来を占わさせてください」この酒場には似合わない黒衣の衣装を着ている女性がヴィンの前に立っていた。ブツブツと聞き慣れない言葉を小さな声で発し。
「あなたは、今日の夜に命を落とします。」
「はぁ?」
呆然とするヴィン。
「それでは、ごきげんよう…」
クスッと笑い黒衣の女性は酒場から出ていった
「なんだったんだ?今の」
「さぁな、俺も占いやマヤカシの類いはさっぱりだからな、まぁ景気づけに飲め」
そう言うとヴィンの前にズイッと酒の注がれたコップが差し出された

そしてすっかり月が登った頃
宿場への道をふらふらと歩く二人がいた
「飲み過ぎちゃった〜」
「おいおいイージー、大丈夫か?」
「大丈夫だ〜!!」
酔っ払い特有の大声を出しながらヴィンの肩を借り歩いていると
「…五人か、案外多かったが予想の範囲内だな」
イージーが大槍を取り両肩に掛けた

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