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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 10

目の前に銃弾で倒れた赤服の少年を救うべく奮闘しているとエドの提案に自分の機体がここにある事を知って他のザフト兵に指示を飛ばしたのだ。
「対艦刀ではないがいいのか?」」
「大丈夫だ……ミハイル、彼を頼む。散々憎まれ口から出てくる“白鯨”は俺の恋人なんだよ」
「……」
「おいおい、俺は同性愛者じゃないぜ……」
「OKだ、おいMSパイロットはエドと共に行動しろ!奴らはコロニーすら破壊してもおかしくないからな!!!」
スラッシュザクファントムのモノアイに光が灯り、エドは云う。
「ミネルバに繋がるか?」
「ー繋がりました!!!ー」
「−ミネルバの艦長、タリア.グラディスです。Dr.ミハイルからの報せは届いてます……実はー」
「オーブの代表と随行員の安全確保……よし探すぞ、万が一戦死していたら情勢が変わる」
エドはザクに乗るのは初めてだが口笛を吹くほどデキが良い。オーブ代表とその随行員の顔写真が送信された。
「−教官、オーブ代表の随行員ですが……ー」
「もしアスラン.ザラ本人なら動かせるはずだ」
「ーどうしてオーブにー」
エドは何となく理解できるが話さない方がいいだろう……全く恋路が絡むと軍人も故郷を捨てるわけだ。
「ー教官、二人はザクウォーリァに乗ってます!!イッ!ガイアが!ー」
ZGMF−X88 ガイアガンダムはMA形態でザクウォーリャに突撃するもエドは割り込みビームブレートとビームアレックスの刃が交わる!
「無事か!!!カガリ.ユラ.アズハ代表とアレックス.ディノ!!!」
「ーお前!ー」
「指名手配犯の“切裂きエド”だ、ちょい古巣が悪さしているからな……代表、ミネルバに」
「ー了解した、すまないー」
「こっちのもな……さてとヘリオポリの様に崩壊させない様にな」
エドはビームアレックスを構える、ガイアガンダムはバグゥ系の様に四脚型に変形する機体だ……地上高速戦闘を想定しているのだろう。
「カオスにアビスまでか……インパルスを強奪されていたらチェックメイト(=詰み)だ」
エドは映像を見ただけで三機の性能を見抜いた。しかもカオスにはドラクーンシステムまである……ガンバレルに対抗する気満々の兵装だ。
色々と無線が飛び交うので詳細は不明だが少年二人と少女一人が其々の機体に乗っている、銃撃も出鱈目ではないとなると……連合の特殊部隊だ。エドはキリっとした顔になる。
「さ〜て、だれの指示で動いたか聞かせてもらうぜ、おい代表の護衛に回れ」
「ー教官危険です!自分もー」
「馬鹿野郎!ザクでも瞬殺されるぞ……」
ガイアが変形しMS形態になりビームサーベルが襲う……その間にアビスとカオスがアズハ代表が乗るザクに襲い掛かろうとした時にビームが着弾する。
「……主役の登場だ」
小型戦闘機に上半身を構成する“チェスト”、下半身を構成するレックが飛行し、換装装備を運ぶシルエットフライヤーにはソードが選択されている……コロニー内で砲撃戦は避けた方がよい……幾ら宇宙空間に放り出されても大丈夫なシェルターでも収容するだけで一騒動だ。エドは叫ぶ。
「シン.アスカ!遠慮はいらねぇ!!!ヤレ!!!」
「ー了解ー」
合体するとソードシルエットが装着し二本の対艦刀を連結した。
「ー戦争をシタイノカァ!アンタタチハァアア!ー」
その声は怒りと憎しみに満ちていた……。
エドも分かる、前の戦争や南アメリカ合衆国独立戦争……通信機で聞いた敵味方も発した声だ。
「シン、マーレが重傷だ。リーカは無事だが他にも敵勢力MSが居る」
「ーチッ!ー」
エドはザフトのガンダム三機とのアグレッサーを幾度かした事がある、マーレは前の戦争では海中戦を得意としているが“白鯨”により散々な眼に遭遇しており典型的なコーディネイター優位主義、リーカは遺伝子操作の際にミスがあったのか盲目であるが眼鏡型電子ディバイスを装着すれば問題無く活動出来、比較的穏健な少女だ。
「ーシン!ー」
ミネルバ隊は難を逃れたらしく艦載機を出して来た所で三機のガンダムはコロニーの外へ……。




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