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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 12

サイクロンプスとは大規模マイクロ波発生装置でありジョシュアの他にも月面基地グリマルディに置いても使用された……マイクロ波が増大し電子機材を破壊し人体の水分を沸騰させて消滅させる。グリマルティでは資源採掘施設をザフトの手に渡らせない様にする為であったがジョシュアの場合は友軍を騙してザフトを消し去ろうとしたのだ。ユーラシア連邦軍将校の一部はブルーコスモスに支配されている大西洋連邦と距離を取ったのもコレが一因である。
「フォビドゥンブルーで大丈夫か?」
「はい」

確かアメノミハシラでも使用されているので問題は無いのだろう……ナタルはそう思いつつも一抹の不安はある、仮にブルーコスモスの支援を受けている連中ならガンダムやドミニオンと同性能を持つ戦艦を運用している可能性は非常に高い。
「艦長、念の為にコンプリートセンサーの搭載を」
「ああ、整備長」
「ー了解、ミラージュコロイドを使ってくる連中なんてワンサカいるさぁ。実習序だ……ー」
レナの言葉にナタルは指示を出す。
「さてさて何が出るかなぁ」
モーガンもまた思案していた、噂通りにミネルバにデュランダル議長が乗ったままなら……ブルーコスモスが仕掛けてくるだろう。ザフトも動く……思った以上に楽しい鉄火場になりそうだ。
その頃、プラント最高評議会は議長不在であるが非常事態としてある戦艦を出撃させる事にした。エターナル級二番艦トワイライト……エターナル級は前の戦争時にクライン派により運用されていた事もあってかこの戦艦も封印されていたがアーモリワン襲撃&ガンダム三機強奪と言う事態を重く見た参謀本部は運用を決意しジュール隊を中心に部隊を編成した。
「議長が自らミネルバに乗られたままとは」
「まあ、わかるぜ……襲撃犯がブルーコスモス思想に染まった連合兵士なら議長の首は可也の価値だ、襲撃犯の正体次第なら外交で済まされない」
ジュール隊の副長はディアッカ.エルスマンであり、一般兵だが元赤服である……しかも前の戦争を経験している数少ないエースでもあるがイザークのストッパー的なポジ。

色々と訳有な過去を持っているがイザークの母親が最高評議会に属しているので同じく父親もそこに属しているディアッカが復帰出来た理由もそこにある……。
「トワイライトにはミーティア改二型か……フリーダムやジャスティスが使用していたモノだな」
「はい……ただこの船にはデュートリビオンシステムはこのミーティアが担う事になります」
確か電力を供給するシステムであり出所はリジェネレイトだ、可也思想的にあぶないパイロットが担当していたらしいがサーペントテールとあるジャンク屋によって成敗……MIA扱いになっている。
「とにかく出航を急いでくれ、イザークが落ち着かない」
「……」
よもや自分らが強奪される方になるとは、ディアッカはニコルが生きていればどんな顔をするのか考えるのは止した……。
「ミネルバにオーブ代表と随行員一名確認できました、映像です」
イザークの表情は唖然としているだろう、ディアッカは云う。
「イザーク、これには少々な」
「わかっている!!!!!!!!」
このぶんだと胸蔵を掴みそうだ……本当に訳有な身分が多過ぎる。



ミネルバ艦橋にてエドは色々と話し終えた。
「……つまりこの船に反撃してくるって言う事?」
「ブルーコスモスならプラント最高評議会議長の価値は分かっているさ……更に前の議長の子も居る、アスラン.ザラ……」
カガリはキッとするがアスランは頷く。
「参謀本部もこの状況を看過できない、これと同等の船と部隊を出して来るだろう」
「報告します、ユーラシア連邦からドミニオンを展開させていると言う事です」
「……」
通信兵の言葉にエドは天を見てため息を付く……南アメリカ合衆国独立戦争時に散々相手をした元同僚が乗っている筈だ。

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