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始まりの風は…(ネギま!)
その他リレー小説 - 二次創作

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始まりの風は…(ネギま!) 6

しかし…
「まだロスタイムよっ!!」
リーダー格の女子(名前知らない)がバレーのアタックのようなフォームで球を打った!標的は…神楽坂!
「「!?」」
〔ネギ〕(あの人、後ろからアスナさんをー!!)
この時ネギはただ単純に不意打ちにたいする怒りを覚え、
〔孝介〕(…ッ、あの野郎…!)
孝介は彼女達の卑劣な行動に溜まりに溜まった怒りは頂点に達していた!
発射された球は神楽坂の顔面にあた…らなかった。
何故なら球は孝介の手元にあったからだ。
この時、孝介と神楽坂の距離はかなり離れていた寧ろネギの方が距離的には近かった。
「…おまえら…」
それは低く静かでドスの聞いた声、だけど彼女の耳には十分に聞こえていた。
「試合中の卑劣な行動は百歩譲って許してやる、けどな!」
「ひっ!」
「さっきのはなんだ!ロスタイム何て言ういい加減な理由付けて、彼女を殺ろうとしたのは!」
もはや完全に気迫負けしている高等部のメンバー、普段おとなしい人を怒らせると怖いとは言ったものである。
「だいたい…」
♪〜
孝介の携帯電話が鳴った。「はい…はいそうです…わかりまたした。代われだってさ。」 
電話の主は学園長、用件を伝えると彼女達に電話を代わってくれとたのまれた。その後どういう用件だったかは解らないが、彼女達はまるで氷の如く固まった。そして、
「お、覚えてなさいよ〜ッ」
と捨て台詞を残して帰った、いや逃げた。
その後、勝利を祝してちょっとしたお祭り騒ぎになったのだった。
・・・後に知ることになるが、体育教師と2ーDの授業担当の飲み物に強力な下剤が仕掛けられており、その犯人が高等部2ーD…というより[黒百合]のメンバーだった事が判明し、麻帆良ドッジ部は活動停止処分となり、2ーDのメンバーは痛い仕打ちを受けたらしい・・・
ともかくこの事件にこりたのか他の高等部のクラスも中等部の子を力で追い出す事はしなくなり結果的に試合前にした約束は守られた。
一方で孝介の事は[普段は仏のように優しいが怒らすと鬼神の如く恐い先生]と言う意味で[仏の孝介]として認知されるのだが…
当の本人にはあまり自覚はなかったりする。

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