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始まりの風は…(ネギま!)
その他リレー小説 - 二次創作

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始まりの風は…(ネギま!) 5

「あの…どんな争い事も暴力だけはダメです、アスナさん。」
流石は英国紳士、先生の自覚がでてきたな。…まあ暴発とはいえ魔法を使った事はちょっとな…。しかしこのあとネギ坊主がとんでもない事を言い出した。
「…で、ではこうしたらどうでしょう、両クラス対抗でスポーツで争って勝負を決めるんです。さわやかに汗を流せばつまらないいがみ合いもなくなると思うんですけど…」
…前言撤回、やっぱりまだ子供だわ…、過去に何があったかは知らないけどコイツラとの因縁は「つまらない」の一言で収まりきれそうにない。
なにより今の彼女達は血に飢えたケダモノ同然、こりゃ血をみるな。
「………ドッジボールでどう?こっちは全部で11人、そっちは倍の22人でかかって来ていいわよ。」
…! まずいぞ、このルールでは… 
「分かったわ、約そ…」
「ちょっとまったー!!」
俺は思わす神楽坂の頭をプラカードで叩いた。
「ちょっと、なにすんのよ!」
「アホか、おまえら。」
「アホとはなによ! だいたいそれはなんなのよ!」
そういいながら神楽坂は俺の持っているプラカードを指差した。そのプラカードにはなぜか縦書きで『異議あり!!』と書かれていた。
「どうでもいいだろ。そもそもドッジボールは人数多いと不利なんだよ。」
「それは何故ですの?」
俺は正直、雪広の言葉を疑った。…まあいいか説明しても。俺はため息をもらしたあと説明する事にした
「あのなぁ、人数が多いと逆にスペースがせまくなって、運動神経あるやつでも避けにくくなるだろうが。」
「「あ………」」
二人が声を合わせて言った。神楽坂がバカレンジャー筆頭、バカレッドなのはともかく、雪広は成績いいけどバカだな精神的に。
「じゃあメンバーを決めるぞ〜立候補者は手を挙げて〜」
なにわともあれ試合は始まった。因みに俺は見学、生徒同士の喧嘩に首を突っ込む気等ないからだ。
………決してめんどくさいからじゃないぞ!
・・・・・・・・・・・・
試合経過を単純に説明するとこうだ。まず相手チーム、高等部2ーDの連中が[麻帆良ドッチ部『黒百合』]と言う。奴らだったこと、雪広と神楽坂がやられたこと、神楽坂とネギ坊主の助言と宮崎の気転により試合のペースを握ったこと、そして…
キーンコーンカーンコーン授業終了の鐘が響く、同時にそれは試合終了を意味していた。
結果は…9対1で2ーAの勝ちとなった!
「やったーーーッ、勝ったーーーッ」
明石達の歓喜の声が屋上に響いた。

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