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極めて近く限りなく遠い世界に
その他リレー小説 - 二次創作

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極めて近く限りなく遠い世界に 1

それは記憶を失った少年の物語。
「ハァ…ッハァ…ッ」少年は追われていた。少年を追う物、それは青い龍、しかしそんな物がこの世に存在するはずが無い。「何だよ…あれ…」樹の影に隠れた少年はこれまでの記憶を思い出そうとする。しかし思い出すのはちょっと前の事しか思い出せない。
そして自分の名前が思い出せ無い…
「マスター」
「わあっ」 
突然首に提げていた緑色の宝石(今まで気付いてなかった)から声が聞こえ少年はびっくりする。
「ええっと…マスターて俺の事?」少年はとりあえず宝石に質問してみるが、
「当たり前ですほかに誰が居ますか。」怒られた。
「一つ聞きたい、俺は…記憶喪失見たいで自分の名前すら思い出せ無いんだ。お前の主が俺なら、俺の名前知っているはずだ。頼む教えてくれ。」少年の必死の説得に宝石は…
「マスターの名前は橘 良介、私はあなたの剣、イザナギです」
最後に言っていた剣と言う意味は解らなかったが自分の名を教えられた少年、橘良介は自分が今どのような事態にいるのかを思い出した。
ドゴォォォン
木らしき物体が倒れる音が響く。
「なぁ、アルト、どうすりゃいい。」
「…………」
「おい!!」
「し、失礼しました。私をセットアップして下さい。」
「ええい…こうなったらやけくそだ。」そう言って良介は宝石を天に翳して、
「イザナギッ!、セェェェット、アァァァップ!」途端辺りが銀色の光に染まる。光が消えた後そこにいたのは白い鞘の剣を持って紅い和服っぽい服を着た良介の姿だった。

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