ガンダム種運命 〜戦乱の果てへ〜 5
「貴方にやって欲しいことがあるの」
「何ッ?」
「簡単な事よ。貴方と貴方の愛機∞ジャスティスならね」
女は不敵な微笑みを、ゾッとするほど妖しい笑みを浮かべた。
宇宙 月軌道 エターナル艦内
窓の外には漆黒の闇、宇宙空間の中に煌めく無数の星々、その中で一際大きな蒼い光。地球。
「キラ…行くのですか」
「うん、行かなくちゃ…地球で…いや、たぶんまた色んなところで何かが起こると思うんだ…今行かなくちゃ。何かが起こる前に」
「そうですか。では私も何が起こっているのか。そして何が起ころうとしているのか。ここで調べてみます」
「頼んだよラクス」
「はい。ではキラ行ってらっしゃいませ」
「うん」