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ガンダム種運命 〜戦乱の果てへ〜
その他リレー小説 - 二次創作

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ガンダム種運命 〜戦乱の果てへ〜 2

「……!?」
何事かと飛び退くデスティニー。
そこには見たこともない、黒色のモビルスーツがいた。
「なんだ…あの機体は…?」
シンが様子を窺っていると、黒色のモビルスーツはビームライフルを撃ってきた。
「敵…!?」
持ち前の高速移動で避けるデスティニーだが、目前には黒色のモビルスーツの足があった。
「ぐあっ…!!」
ガンッ、という音を立てて、デスティニーは黒色のモビルスーツに蹴られたのだった。
「ちく…しょぉぉ…!!」
デスティニーは自身より長いビームソードを構える。
「おまえぇぇぇ…!!」
左右に残像を残しながら近付いていくデスティニーだが、黒色のモビルスーツは微動だにしなかった。
「もらったぁぁ!!」
ビームソード、アロンダイトが黒色のモビルスーツに切りかかる瞬間に黒色のモビルスーツは消えてしまった。
黒色のモビルスーツはアロンダイトを空振るデスティニーの背後にいた。
「何…!?」
デスティニーが振り返る間もなく脚部をビームライフルで撃たれた。
ガシャン、とあのデスティニーが地に落ちる。
「くそっ…!!」
デスティニーが俯せから仰向けになると、黒色のモビルスーツがまるでデスティニーを見下すかのように立っていた。その手にはビームサーベル。
そしてそのビームサーベルがコクピットのシンを狙って、突き刺…
…パリーン…!!
「させるかぁぁぁ!!」
デスティニーは両の手のひらによるビーム砲、パルマフィオキーナでビームサーベルを真剣白刃取りをしたのだ。
初めて黒色のモビルスーツは飛び退いた。
デスティニーは後ろの紫の翼で空中に舞い上がった。
「なんなんだよ…なんなんだよ、お前はぁぁ!!」
デスティニーが黒色のモビルスーツに突進し、両手で掴む。
「くらえぇぇぇ!!」
パルマフィオキーナが発光する…が瞬間、両腕が黒色のモビルスーツのビームサーベルによって切り落とされた。
「何っ…!?」
ついにデスティニーは両腕、両脚を失った。
「くっ…そぉぉ…!!」
黒色のモビルスーツは攻撃を止めなかった。ビームサーベルがデスティニーに迫る。
ザシュュウ…!!
黒色のモビルスーツのビームサーベルがデスティニーを貫いた。
それはまさにフォースインパルスに貫かれるフリーダムかのようだった。
黒色のモビルスーツはビームサーベルをデスティニーから抜き、離れた。
轟音と共に爆発するデスティニー。
あの最速と思われていた機体が、こうもあっさりやられてしまったのだ。
その爆発の中、透き通るような声が響いた。
「ミッション…コンプリート…」

「あの忌々しいデスティニーが…こんなにもあっさり…」
「だから言ったでしょう?」
「ふむ…君に任せたのは正解だったようだな」
「それで…次はどうするのだ…?」

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