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ドラゴンクエスト〜外伝〜
その他リレー小説 - 二次創作

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ドラゴンクエスト〜外伝〜 1

北のキメラの森をぬけた先に立ち入りが禁じられた魔法の洞窟がある、洞窟の奥には願い事の叶う水晶がねむっているといわれている…「だからその水晶を使って騎士団に入ればいいんだって!!」
赤い逆だった髪を炎のように揺らしながらバーンは熱説する。バーンの話が終ると青い髪をしたネオが冷静に問いただす。
「問題は山積みだね、まずは村の門をどうぬけるか、用心棒の人に止められる。二つ目はキメラの森をぬける事は不可能、キメラに殺されるがおち。」
バーンは頭を抱えてしゃがみこむ
「…用心棒は一日中門に立ってるし…13歳じゃ武器屋に行っても相手にしてくれないしぃ…」
「君はいつも無計画だね、まぁ君のそういう所が好きなんだけどね、まずは用心棒の一日の動きを調べる、武器は僕の祖父の杖を借りよう」ネオは微笑む。
「本気にしてくれるのか?」バーンは驚いたように言う。
「もちろん。君が村の子に話しては断られてるの知ってるし、何よりも君の夢が叶う所をこの目で見てみたい」
「よっしゃあ、お前が力を貸してくれるなら鬼に金棒だ、必ず水晶を手に入れて騎士になってここに帰ってくるぞぉ」
次の日からバーンとネオの『調査』が始まった、村の門番の行動は2週間の間一度も変わる事はなかった。
「ネオ、明日でよう」バーンにとってネオの定めた2週間の調査期間は長く感じられ、1週間も前から旅の支度ができていた。
「そうだね、そろそろ行こうか。明日の朝二人の門番がやくそうの補充で倉庫に入る時に門を抜けるよ?他にも手はうっておいた」
二人は朝のために早めに体を休めようとそれぞれの家に戻った。

バーンたちの住む村は朝とても濃い霧に包まれるその現象が魔法のマヌーサに似ているため『マヌーサの朝』とよばれている。
バーンは霧の中約束の木の下でネオを待っていた「遅い!!まさかあいつ寝坊したのかぁ!?」
「…そんなはずないだろ?」霧の中からネオの姿がゆっくりあらわれる。
「遅いぞぉ約束は日の出前に遺跡の一本木の下のはずだろ?」
微笑みながらネオは言う「…よく見てごらん、ここは遺跡じゃないよ?この霧の中君を探すのは苦労した」
バーンは目を擦って辺りを見回す。
「うっ、ここ森の入り口じゃねーか…」
「約束の場所はどこだったかなぁ?」
笑いながらバーンの顔をのぞきこむ。
「すまん!!」
「シーッ大きい声を出さないでくれ、門番に気づかれる…タイムロスはあったがまだ間に合う、さぁ行くよ」

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