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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜
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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜 10

「ギガンテスが6匹…ゲレゲレ、やれるか?」
「俺を誰だと思ってやがる、キラーパンサーだぜ!!」
出口を塞ぐように立ちはだかるギガンテスの群れ、しかし怯む事なくゲレゲレはどんどん加速していく。
「キ、キーファ?速過ぎじゃないか?ギガンテスが6匹もいるんだろ?そう思わないかメリーナ姫」
賛同を求め隣を見るピエール。
「キーファさま素敵…」
「あれ…?」
メリーナが恋する乙女に見えた。
「(まだ何もしてないだろ…)」
ピエールはそうツッコミたかったが言えなかった。
その間も加速し、気がつけばギガンテスの集団にかなり接近していた。
「おい!突っ切る気か?」
「任せろ、ゲレゲレ」
キーファがゲレゲレに声をかける。
するとゲレゲレは雄叫びを上げた。
ゲレゲレは鋭い牙をむきだし、キーファは怪しい雰囲気を漂わせる二本の剣を両手に構える。
「お前ら!!振り落とされんじゃねぇぞ!!」
ゲレゲレは壁を蹴り、ギンガンテスの間を巧みにすり抜け宙を舞う。
「チェックメイト…」
城を出て後ろをふりかえると、ギガンテスが次々に倒れていった。
「どうだ、俺たちだって腕あげたんだぜ?ピエール師匠♪」
キーファの金髪の癖毛と真っ赤な服が、不思議とその時はとても輝いて見えた。
ゴゴゴゴ…、城が砂煙をたて、ギガンテスを巻き込み崩れていく。
「あと少しで僕たちも…」
キーファの自慢気な態度を崩そうとするスラリン。
「キーファ様…」
相変わらずメリーナ姫は両手を合わせてボーっとしている。

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