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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜
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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜 6

「それにしても君には困ったもんだ…」
ピエールは頭をおさえ首を振った、その姿を見てスラリンは嫌な予感がした。
「もう!!ピエールが連れていってくれないからよ?」
――はぁ…この声…
「今回ので分かっただろ?危うく君は人質にされる所だったんだぞ?『メリーナ姫』」
――やっぱり。
「あら。あなたが私を守ってくれたら万事解決じゃないの?」
勝手なこと言うなぁ…、このお姫サマ。
ピエールはあんまり口が上手じゃないからな、このままじゃ姫サマに負けちゃうかも。
「あのさあ、メリーナ姫?」意を決して話しかけるスラリン。
「何よ!」スラリンに対して無愛想なメリーナ姫。
「王様には何て言うの?怒られるよ?」
メリーナ姫はしばらく考え込み口を開く。
「きっと『世界を旅したお姫様』ぐらい、いるはずよ!お父様なんて知らないわ♪」いつもより一段と瞳を輝かせるメリーナ姫。
メリーナ姫の妄想の中で沈黙する『騎士』と『白馬』
「とにかく魔王を倒すまでは絶対に帰れないの!!」
呆気にとられる二人。
「どうするの?ピエール」
「どうするって…う〜ん…分かった、仕方ない、ちゃんとついてきてくださいよ?」
「えぇぇぇぇぇ!!ちょっと待ってよ、ピエール!!」
「やったあ♪さすが勇者ピエール♪私の『ヒメタル』力を見抜いたようね♪」

ピエールに連れられ、スラリンとメリーナは不気味な城の門へとたどり着いた。
「酒場で聞いた話だとここに魔王がいる、魔王は強敵だ、心してかかるように!!」
「あ、あのピエール?」
スラリンの口を塞ぎ、彼の上に飛び乗るピエール。
「いくぞメリーナ姫!!」

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