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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜
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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜 37

「お礼はそうだのお…、“炎の種”でどうじゃ、悪くない話じゃろ?」
「“炎の種”ですか?」
「なんじゃ、まさかおぬし“魔法の種”を知らんのか?」
ピエールは頬をかくと首を傾けた。老人は溜め息をついて話だす。
「能力には限界がある、例えると…、おぬしはメラを使う事ができんじゃろ?しかし、炎の種を飲めばメラが使えるようになるんじゃ」
「僕がメラをですか?」
「うむ。使う者の得手不得手、魔法力にもよるが、何れはメラミやメラゾーマを使えるようになるかもしれん」
「…なるほど、それはいいですね」
「そうじゃろ?呪文は唱え方を知っていても、センスがなければ使えんからの。確実に使えるようになるこの種は、お主のような戦士タイプには重宝するはずじゃ」
「何、それはリーダーだけが戦うのか?」
ピエールが後ろを振り向くとブレッドたちが立っていた。
「相手が多い方がリンダちゃんは喜ぶ、おぬしらも戦ってくれるなら、その方がよい」
「我らには時間がない、ピエール殿即断を」
「みんな、リンダと戦うよ!」
「よっしゃ!大賢者ブレッド様の力、見せてやる!!」
「僕もがんばるよ、ピエール!」
「いや、スラリンはあそこで休んでいてくれ」
「う、うん…」
スラリンはピエールが指差した壁に跳ねていった。ピエールたちは剣を抜き、ブレッドは呪文を唱える。
「ピオリム、フバーハ、スクルト、バイキルト!」
「ピエール殿、ブレッドは本当に大賢者になったみたいだ、さっきの魔法の数々、どんな魔法かは知らんがとにかく凄そうだ」
「…心強いな、よっし行くぞ!!」
ピエールがリンダの頭に飛び掛かる、リンダは口を開けるとピエールに灼熱の炎を浴びせた。ピエールは吹き飛ばされ落ちていく。
リンダの口がピエールの方を向いている隙に、ジョーは素早くリンダの首に斬りかかろうとする、しかしリンダの鋼鉄の尻尾がジョーを勢いよく弾き飛ばした。
ブレッドは呪文を唱えた。
「スクルト!」
吹き飛ばされた二人は立ち上がると、同じ質問をした。

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