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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜
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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜 4

王様からは旅費の1000ゴールド、世界地図、ホイミしか使えないピエールのための薬草や毒消し草、キメラの翼といった重量になるようなモノは貰ってない。
「おっかしいな……。」
袋をどん!と地面に置く。
「痛っ!」
「………痛い?」
ピエールは乱暴に袋の口を開き、中をかき回した。途中、二つのくりくりした瞳と目が合う。
「メリーナ姫ッ!!」
ピエールは嫌がる姫に構わず袋から引っ張りだした。
「…」
「…え、エッヘ♪」


「さらばだ姫よ、達者でな〜」
門に向かって大きく手を振るピエール。
「ピエールのケチ〜!!!!」少女が叫んだ。
「はいはい、姫様部屋に戻りますよ?」
兵士達に囲まれながら少女は教育係と共に城へ戻って行く。
「はぁ…いやいや、まだ早い…あと10年したら…なぁお前もそう思うだろ?」
ピエールは地面に語りかける。
「いや、僕はあんまり興味がないかなぁ」

僕の名前は「スラリン」ピエールとは幼いころからの友達で旅にでる時はいつも一緒だ。
「おい、スラリン男が女に興味なくすなんて終わりだぞ」
「メリーナ姫は人間だから興味ないだけだよぉ」
旅に出ても一人になることはない、いつもピエールは僕の上に乗ってるからだ。でも不快に思ったことはない、頭の上にいないことがないから。「慣れ」かな?

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