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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜
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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜 26

「まぁ、お前らには関係ない事だがな…、さぁせっかく拾った命だ粗末にすんじゃねぇぞ?じゃあな」
鎖かたびらの人物はピエールたちに背中を見せると、森の中へ歩き始めた。
「うおおお!!傷が、傷が!!」
「大丈夫か、ジョー!!くそぉこんな時に、どこか安心して休める所があれば!!しっかりしろ、ジョー!!」
鎖かたびらの人物は、歩くのを止め、振り向くと鎧が鎧をなにやら励ましていた。
「たく…、分かった、分かったよ…、この先に俺の町がある、そこなら休めるはずだ」
「かたじけない!!」
ジョーが叫ぶと、ピエールたちはすくっと立ち上がり、猛ダッシュで鎖かたびらの人物の横についた。
「いやぁ助かりました、やくそうも底をついてしまい、どうしたものかと…」
ピエールはスラリンに飛び乗ると、鎖かたびらの人物の後ろについて、跳ねた。
「この辺りはやくそうが生えてないからな…、昔は俺の町がやくそうの補給地点だったて話だ」
「そうだったのですか…、あ、よければ名前を教えてもらえませんか?」
「…そういう時は自分から名乗るもんじゃないか?」
「あ!失礼しました。俺の名はピエール。下のスライムがスラリン、で隣が…」
「ジョーだ」
ジョーは自ら言う。
「ふぅん…、俺はブレッドだ。それにしても、魔王を裏切るとは珍しい奴らだな」
ブレッドは笑顔でピエールの頭を軽く2、3回叩いた。
「俺は芯がしっかりしているから、悪に支配されない。それに、サンライトの国王には魔王討伐を命じられているからな」
ブレッドはピエールの頭を叩き終えると、ジョーに視線を移した。
「それがしはピエール殿ように強くない、それ故ロザリーヒルのお守りを持ち歩かなければならん。戦う理由は町を守る為だ」
「お前たちロザリーヒルから、それも戦いながら来たのか!?」
「ええ、そうですが」
「ほぉ…少しは骨のある奴みたいだな」

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