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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜
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ドラゴンクエスト外伝〜スライムナイト・ピエールの旅〜 23

鎧が走っていた。
「えー!!鎧が!!」
「鎧じゃない、彼にはちゃんとした名前がある、ロンリージョーだ」
「よろしく」
「口数は少ないが、腕は確かだ」
「いつ知り合ったの!?」
「昨日の夜、飲み屋で知り合ったんだ、スラリン」
「いつの間に!?」
「ピエール、隠れろ!!」
ジョーが叫ぶ、ピエールは近くの茂みに飛び込び、ジョーも後に続いた。
「どうした、ジョー」
「大量の目玉が浮いている」
「げ!!ピエール、あれ…」
スラリンが目の下をピクピクさせている。その視線の先には確かに大量の目玉が浮いていた。2種類の目玉が浮いていて、一種類は5、6本触手がついているもので、もう一種類は翼を持った木に大きな目玉がついているものだった。
「エビルシードと、ふゆうじゅか…、お前の出番だ、ジョー」
「任せておけ!!」
「え!!ピエール!ジョーを一人で行かせていいの!?」
「大丈夫だ、ジョーを信じろ、それより俺達も飛び出す準備だ」
スラリンは頷くとジョーを静かに見守る事にした。迫り来る目玉の群れ、ジョーは剣を抜いた。
「ジョーが剣を抜いた!!」
そしてジョーは地面にそれを刺した。
スラリンは言葉がでてこなかった。
「スラリン、しっかり見てろ、アイツの秘技を…」
迫り来る目玉の群れは、あっという間にジョーを飲み込んでいった。
「ピエール、ジョーが死んじゃうよ!!」
「まだだ」
「……、ピエール!!」
「そろそろか…、行くぞスラリン!!」
スラリンは飛んだ、目玉たちの中へ。ピエールは目玉たちの背後から鬼の如く斬りかかった。しかしその鋭い刃はジョーにも襲いかかっていた。

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