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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般)
その他リレー小説 - 二次創作

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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般) 6



………衛星軌道上、ラー・カイラム

「ふぅ…。」
アムロ・レイは無機質な椅子に座り、あの衝撃的な映像を思い出していた。
「…まさか、今まで倒してきた連中が復活したとは…。」
その映像には時代を無視した光景が映し出されていた。
ジオン、ネオ・ジオン、地底帝国、恐竜帝国、ムゲ帝国…。まさに数えたらきりがないくらいの数が入り乱れていた。
それに、今まで見たことのないタイプもいる。
「…色々な体験をしてきたから、多少の事には慣れてはいるが、今度ばかりはな…。」


……同時刻、???

「あの秋本さん、どこに行くんですか?」
秋本のいた世界に行くというのだが、さっきからあちこちを歩きまわっているだけの様に思える。
「…もう少し待ってろ…。」
桐生はそんな秋本を静かに見つめている。



「っと、ここだな。」
秋本が立ち止まり、手をかざした。すると、地面から光が溢れてきた。
「うっ…眩しい…。」


「ようこそ、我が隠れ家へ。」
気がつくと、どこかの部屋にいた。
SF映画にでてきそうな、近未来のイメージだ。

「さっきの光はなんだったんだ…?」
桐生が目元を押さえながら聞いた。
「次元転移したんだよ。ここは、さっきいた世界じゃない。全ての世界を管轄する、俺の仕事場みたいなもんだ。」
そう答えると、横長の透明な机に足を投げたし、椅子にもたれかかる。

天井を見上げながら、秋本は自分の身体に違和感を感じていた。
(…あの刺された時に《力》の大半を失ったな…。しばらく動けそうにない。……よし、ここは神野に。)
「神野、ちょっとこっちに。」
神野はいぶかしげに寄ってきた。
神野に手をあて、自分の力を移した…



秋本に呼ばれたかと思うと、肩に手を置かれた。次の瞬間、身体に電流が流れたような感覚に陥り、気を失った。



桐生は何が起こったのか理解できなかった。
「おい、神野に何を…!?」
「…俺の残りの《力》をこいつに預けただけさ…。俺…刺されてただろ?その時に…《力》が抜け出たみたいなんだ…。……しばらく…こい…つに頼っ…てくれ…。」
秋本までもが気を失ってしまったようだ。  

……数時間後

神野が目を覚ました。

「おい、大丈夫か?」
「あ、はい。なんかビリッときたと思ったら気絶しちゃったみたいで…。」
「秋本はお前に《力》を預けたと言っていたぞ。」
神野が気絶した後の事を告げる。
「はぁ。でも、これといって何も…。」


………次元の狭間、グミシップ内

「もう少しで着くから、待っててね。」
ソラはグミシップを操作しながら喋る。
「はい。でもどこへ行くんですか?」
「それは着いてからのお楽しみ。」
ウインクをしながら答えた。


……2017年、地球

ヘリに乗ったアナウンサーが現在の状況を伝えている。

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