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見果てぬ夢を追いかけて
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見果てぬ夢を追いかけて 6

「この度は、ご愁傷様です」

女性ジョッキーの音無皐月が頭を下げると、一緒に来た男性ジョッキー・粟野圭太も慌てて頭を下げる。
2人は焼香を済ませると重苦しい雰囲気が苦手なのか調教師たちにあいさつした後外にいる馬のほうに向かっていった。

そこでは真奈の息子・桜木祐樹が暇そうに馬を追いかけまわしており、皐月と粟野の2人はそこが唯一気を紛らわすことができる場所だと感じたようだった。
前日まで雨が降ってぬかるんでドロドロになった放牧地で転んだのか、祐樹の顔と服は黒く汚れていた。
でも祐樹はそんなこと気にせず馬を追いかけていた。
祐樹は2人の視線に気づいたのか馬を追いかけまわすのをやめトコトコと2人のいる場所までやってくる。


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