PiPi's World 投稿小説

はみんぐデイズ
恋愛リレー小説 - ラブコメ

の最初へ
 6
 8
の最後へ

はみんぐデイズ 8

むぉ、寝てた…。なんかフィレルがどーのこーの言ってたけど、まぁ…ヒナに聞けば良いや。

「じゃあ皆月!西の都の名前ハ?」
っておい!!!あたしかよ!!
「わ…ちょ〜っと思い出しタイム…」

なんだっけ…なんだっけ…?フォレスト?あ、森やん…。

「ハリ、フォーリンだよ!!」

冷汗全開なあたしにヒナのナイスアシスト。やっぱり持つべきものは友だよ!!

「先生、フォーリ…」
「ハイ、今日の授業ここまで。皆月1点減点!!」
「んなアホな!?」
その後あたしの眉間にもミツルの眉間にもチョークの花が咲くことはなく、無事に授業は終わった。



「ハリ〜お昼食べよ〜」

授業が終わってすぐにヒナがあたしの席にやって来た。

「うん、で今日はどうする?学食?売店?」
「う〜ん、そうだな〜今日は学食の気分かな♪」
「よし、じゃあ学食に行こう!」


そして学食…
ここの学食は「うまい、安い、多い」がモットーで、金はないけど、うまいものをいっぱい食べたいという生徒達の心強い味方だ。


あたしがカレー、ヒナがオムライスを食べていると、誰かがあたし達の目の前に来た。

「ここの席いいか?他に空いてる所がなくて…」
「ああ、構わないよ…ってあんた確か…ミ、ミ…三成!」
「戦国武将じゃねーよ!俺は三条ミツルだって!」
「そうそう、ミツルだ」
「ねぇ、ハリ?この人誰?」
「だから俺はお前らのクラスメートだよ…いい加減クラスメートの顔と名前くらい覚えろよ…」
「あはは〜ごめん、ごめん♪ハリは人の顔と名前を覚えるのが苦手なんだけど、私はザコの名前とか覚えたくないだけだから♪」


いや、それはちょっとひどすぎるだろ…

「あ、でもクラスメートはアルファベットで識別できるようにしてるはずなんだけど〜」

識別って…ヒナはクラスメートをモノだと思ってるんだろうか…

「ハリ〜、アルファベットでZの次ってなんだっけ?」
「えっ?Zの次なんてないけど…」
「あ、そっか〜♪ってことは君はクラスメートとしてさえ認識されてないよ♪だってAからZまでに君の顔が出て来ないもん♪」
「そ、そんなぁ………」

ミツルはショックを受けているみたいだ。
あれ?でもあたしのときよりひどいような……

SNSでこの小説を紹介

ラブコメの他のリレー小説

こちらから小説を探す