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はみんぐデイズ
恋愛リレー小説 - ラブコメ

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はみんぐデイズ 54

「よーし、それじゃあ作戦開始だ♪」

「ってか、ユウ」

下の軍勢を見てシノが尋ねる。
それと同時に、ユウがシノのほうを向いた。
「下の軍勢ごとき、朱雀と白虎だけで足りてしまうやろ? ウチ達は何すんねん」
「……あー、援軍が来るからさ、援軍が本軍にたどり着く前に殲滅かなぁ〜。どうせ援軍。たいした数じゃーない♪」

じゃあ皆さん、四方に散らばってー
と、ユウが3人に指示を与える。
すると、真ん中に朱雀&白虎、それを基点に東西南北に別れた。


「じゃー、シュウちゃん会長任せたぞー♪行くよー白虎♪」
「イエス」
「なんか硬いなーもー」

朱雀は愚痴を零しながら、白虎は鋭く目標を定めながら、地上の敵集団に向かい急降下していった。


軍団の人数は5000と行った所か。
そこに隊長格が5人ほど。
朱雀と白虎にとっては、もはや相手じゃなかった。

「じゃ、あたし雑魚やるからー白虎はなんかマシっぽそうなやつ倒していいよー♪ 最近運動してないっしょ」
「……楽しませてくれるといいんだが」
「よぉーし! destructiontime start」

上から飛んでくるか弱そうな女を見て、間違いなく下の軍勢は勝てる、と思っただろう。
こんな女、敵じゃねぇ。
案外フィレルも堕ちたもんだな。と。

『やれ野郎共、首を取れぃ!!』

剣、斧を振りかざし朱雀に襲い掛かる軍勢。朱雀は剣と斧の中を上手くくぐり抜け、軍の真ん中に立つ。すると軍は、朱雀を中心に丸い円形となる。

『は! 嬢ちゃんもおしまいだな! 死ねっ!』
「いや、狙ってたって言ったらオジさんどーするー? まぁいいや、死・ね♪」

その瞬間、朱雀の身体から灼熱の炎が吹き出し、周り一帯を焼き尽くした。
それはまるで、火山が噴火したかのような激しい攻撃。


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