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空はいつまでも…
恋愛リレー小説 - 少年/少女

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空はいつまでも… 5

「だからね、先輩!一緒に食べましょう」
え〜、男のオレにパフェを食えというのか麻ちゃん!!男には男の面子というモノがあるんだよ!
「まぁ、とりあえず入ろうか。それと、そろそろ手を離してくれると嬉しいかなぁ、少し恥ずかしくてさ」「えっ?あっ、あっああ〜私たら、ごめにゃはい!」 急に麻ちゃんは顔を赤くして慌ててオレの手を離したなんか、謝ってたけどちゃんと言えてなかったような〜?
「謝らなくて良いよ。とりあえずまっ、入ろうか」
そう言ってオレと麻ちゃんは喫茶店に入った。
入ると、中は少し少女趣味感じさせる人形があった。店員の機械的な誘導で窓側にさせられた
麻ちゃんはご希望のフルーツパフェ、俺はコーヒーを頼む。男としてのプライド上、パフェは頼めなかった。
まぁ、帰ったら亜由美の手作り料理が待ってるからな。残しでもしたら怒られるだろうし……。

「せっかくパフェ美味しいのに─…。」
麻ちゃんは少し残念そうだ。
ふっ、今のオレは食欲より男のプライド…いや、男の尊厳の方が強いのだ!!「ぶぅ〜、先輩!何が男の尊厳なんですか!?パフェぐらいで男の尊厳は崩れませんよ!!」
そう言いながら、麻ちゃんは頬を膨らませながらパフェを…って、おい!!さっきのオレが思っていたことが麻ちゃんが何で知っているんだ!!まさか、エスパー!?
「先輩なんで、不思議そうな顔をしているんですか?」
「だって、麻ちゃんオレの心の中読んだでしょう?」「はい?やっだ〜。何言っているんですか先輩!さっき自分で『男の尊厳が…』って言っていたじゃないですか!」
何〜、心の声が普通に口から声を発していたとは
「先輩、変なの──!」
麻ちゃんはキャハハとばかりに笑って見せる。そして続けてこう言った。
「先輩って、彼女とかいるんですかぁ?」
麻ちゃん、いきなり何を?!
「いないケド‥‥」
「よしっ。」
「え?」
「あ、ほら‥‥私の周り皆いるんですよ!先輩は私の仲間ってコトで‥‥」
麻ちゃんは慌てて言葉をつけたした。気のせいか、いつもよりテンションが高いような‥‥。
「でもさ、麻ちゃんみたいに明るくて可愛い子だったら、どんな男でもイチコロじゃないかな?麻ちゃんには、好きな人はいないの?」
オレとしては麻ちゃんが好きな人がいるのかが、物凄く気になる。
えっ、「何でか?」って?そりゃー、麻ちゃんは妹みたいな存在だからさ。
妹が誰を好きなのかぐらい把握しときたいじゃん。「イチオー、気になる人はいます。」
何か、麻ちゃんの顔がさっきよりも赤くなってきているように見えるのは気のせい?

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