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空はいつまでも…
恋愛リレー小説 - 少年/少女

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空はいつまでも… 1

「暑い。暑すぎる!なんだ今日のこの暑さは〜!!」ここ何日も鳴っていない携帯を布団に向けて投げた。彼の名は八島恭一(やしま きょういち)16才  絹井高校一年 趣味 カレーパンを昼食後に食べること。 手話。
彼がイラだっているのには暑い他にも、理由があるそれは…
「何で、あの亜由美の野郎が、家に来ているんだぁ〜!?」
彼が言っている亜由美とは…それは、おいおいにわかるだろう。
「ちょっと、うるさいわよ!恭一!!今日から、このアタシが!あなたの家に居候する事になったんだから!」
突如として恭一の部屋に入って来た女は、先程トンデモない事を言った…
「はい?」
いきなり思いも寄らない事を言われた恭一はさっきから口を開けっ放しである。「うっふっふっ〜♪あまりにも嬉し過ぎて、ボー然としてしているようね。」
胸を張って自慢したような口調で言う、亜由美。
「えっ、ハッ!!何を言っているんだ!オマエは〜!どうしていきなりオマエがオレの家に居候する事になるんだぁ〜、親父は!親父は何も言わなかったのか」ようやく自分の言う事を思い付いた恭一はすぐに亜由美に質問を問う。
「キョウちゃんは、そんなにアタシといるの嫌?」
いきなり恭一に息がかかるぐらいに詰め寄る亜由美。
「あぁ〜、わかったからオマエはそんなに近づくなぁ〜」
「あら、レディに対して失礼ね。まぁ、いいわ。これからよろしくね」
それだけを言い残し亜由美をオレの部屋を出た。『おじさ〜ん、この部屋使っていい?』あそこは、死んだ母さんが使っていた部屋だそこを使おうなんて、オヤジが許さないだろう。

だが!!

『あぁ、好きに使っていいよ〜』
おい、オヤジ!ほんの少しも未練はないのか!
今日から夏休み…新たな家族の思い出が今から増えようとしていた…
「恭一!荷物運ぶの手伝ってよ!」亜由美が叫んでいる。
…おい、それが人にモノを頼む態度かよ。
「何か文句言った?」ギロっと亜由美が俺をニラみつける。…まさか、聞こえたのか?ι
「そもそもさぁ、亜由美は何でウチに来たんだ?」荷物の整理を手伝いながら聞いた。
「お父さんから聞いてないの?」亜由美は驚いたように言う。
「何にも…」俺がそう答えると亜由美はニヤーッと笑みを浮かべた。うーわー…、何か嫌な予感。
「実はぁ〜、恭一と一緒にいたいから。」
その言葉を言った後、息が触れ合うぐらいに近づいてきた。
「マジ?冗談だろ?」
「うん!冗談冗談!!あはは、ちょっと〜、照れないでよぉ〜。全く馬鹿なんだから〜」
その言葉を言った後、一歩オレから退いた。全くオレを誘ってんのかかぁ?あの女は?
「いつか、教えるよ。絶対に!」
亜由美は満面の笑顔をオレに向けた。
はぁ〜、正直可愛いよオマエさんは、よぉ。

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