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恋愛リレー小説 - 理想の恋愛

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『俺は夢を現実にしたい。だから…さようなら』
「イヤ〜っ。行かないで…」

あれから―もうすぐ1年になるというのに、未だに夢で見る。

そう言えば、頑張ってるみたいだな。あいつ…

あいつは、最近テレビで良く見かける。
本当に夢を叶え始めてるみたい。
私は、吉野和美(よしの なごみ)25歳。普通のOL。
あいつとは、大学時代に知り合った。
同じサークルの仲間として。


―8年前

「佐藤洋平(さとう ようへい)です!よろしくお願いします!」
もの凄いハイテンションな挨拶をしてた。 
第一印象は「軽そう」
いつも、女の子の傍にいて笑わそうと必死になってる…そんな風に見えたから。

私達のサークルは、いわゆる「演劇部」。
芝居好き、歌好き、只の目立ちたがり…などキャラの濃い人達が多い。
(まっ、私みたいに地味な人もいたけどね…)

それなのに、何故かあいつが目につく。
顔立ち、至って普通。髪の毛は、男にしてはキレイなサラサラヘア。『天使の輪』がある男の人、見るの初めてかも。
 
入部してから4ヶ月が過ぎた頃の夏休み、秋の学祭で披露する舞台のため合宿が行われた。


合宿とは口実で、メインは呑み大会。
もちろん昼間はきちんと練習して、夜になるとバカ騒ぎ。

よくもまぁ、毎日続くものだ。

合宿も1週間が過ぎた頃、さすがに呑むのが大好きな先輩達も疲れてきたのか飽きてきたのか、『よ〜し、今晩は肝試しだ!反対の人〜?居ないな。』
って、勝手に話進め過ぎだよ!私嫌いなのに…手、挙げそこなったじゃない。

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