Sな彼女 4
「なんかぼーっとすなぁ↓↓」体がすごく熱い。「風邪!?こんな時期に何やってるんだろ私↓」とりあえず、試験が近かった私は早退することにした。
帰宅した私は、熱と風邪薬の効果で朦朧とする頭で考えていた。
「明日せっかく塾なのになぁ↓↓でも彼も入試近いから、うつしちゃったら悪いし・・・」雪が気付くともう次の日。木曜日の朝だった。「やばー遅刻!」体温計をくわえる。「・・・まだ微熱あるなぁ↓まあ大丈夫でしょ!」雪は足取り軽く駅へと向かった。
学校の授業が無事終わり、雪はそのまま塾へとむかった。「風邪もどうやら治ったかな」雪は授業まで時間があったので自習をすることにした。
雪は1時間程数学の問題を解いていた。少し疲れたので携帯の時計に目をやる。「まだあと15分もある」
早めに教室へと向かおうとしたときだった。
「!?」・・スンゴク寒い↓ 自習室の窓からの冷たい風を受けていたせいか、雪の体はすごく冷たくなっていた。
「やばい↓」授業まであと10分ぐらいしかない。鏡をとりだして自分の顔をみてみる。
「やばい!」
おもわず自分の顔に手をあてる。
「真っ赤〜だな」
ただの赤いだけならいいが、体がだるいせいか死にそうな顔をしている。
「ブスだな〜・・」
いきたくない・・・こんな不細工な顔見られたくナイ。
キモいとか思われたらどうしよう・・・
そんな私を無視して時間はどんどん進んでいく。
結局決心して授業に向かう雪。「しかたない!」顔をマフラーで隠し、いざ戦地へ!いつもと同じ木曜日の机。彼と講師。さりげなく座ろうと右に目をやると、彼と目が合う!?ヤバイ!ドウシヨ!?「顔赤くない?」なに聞いてんだろ私!?結局雪は授業が終わると、逃げるように帰路についた。