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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 97

「うわぁ、本当にいっぱい本があるね。お姉ちゃんすごいね」
良一は本が大好きと言う訳ではないが、これ程多くの本を見た事が無く、麗那が作ったこの図書館に心から関心する。
「今日はお休みだから誰もいないと思うけど、良くんだったらいつでも来てもいいからね」
「うん、お姉ちゃん一緒に来ようね。…あれ、マルスさんは?」
良一が麗那の方に振り向くと、先程まで一緒にいたはずのマルスの姿が見えなくなっている。
「分からないわ。でも、あの子も調べたい事があるのかもね。良くんもお姉ちゃんと一緒に周ってみましょう」
実はマルスは料理の本のあるコーナーに来ていた。それだけでなく、「掃除」「洗濯」「ガーデニング」「裁縫」など、主婦・家庭業に関する本を虱潰しに探しているのである。
今日は良一が一緒にいるので体裁が悪く借りる事が出来ないが、良一が昼寝をしている時など、マルスが良一の警備をしなくてもいい時に借りに来ようと思っているのである。
「マルスも忙しいんだね。でも、たまには良いかな。お姉ちゃんと二人っきりになるのってここでは初めてだから嬉しい。」
麗那は良一に二人っきりに成れて嬉しいと、言われて先程の陽子みたく少し顔を紅潮させる。
「もう、良君ったら〜可愛いんだから。」
そう言うなり麗那は良一に抱きしめるのであった。


「あの…麗那御姉様?」
麗那が良一を抱きしめて頬擦りしていると、突然声を掛けられる。
「んもぅ、桃華ちゃん。今いいとこなのに邪魔しないでよぉ」
麗那は別に怒っている訳ではないが、良一との抱擁を邪魔されて残念そうだ。
「すみません麗那御姉様。ところでそちらにおられる方は?」
「良くんよ。桃華ちゃんも知ってるでしょ?」
麗那が桃華なる人物に尋ねると、桃華は頬を赤らめて頷く。
そして姿勢を正して制服のスカートの両裾を摘むと、お嬢様がするお辞儀をする。
「お久しぶりでございます、良一様。この度は花園学園への入学、誠に有難うございます。この白鳳院 桃華(はくほういん ももか)、生徒会長として、良一様の親戚として、精一杯良一様の学園生活をお守りさせて戴きます。何卒この私めにも良一様の御寵愛を下さいませ」
久しぶりの挨拶にしてはかなりおかしな挨拶だが、気品が溢れる桃華がすると自然に見える。

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