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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 96

30分後。良一は麗那の胸に抱かれながら、心地よい時を過ごしていた。
「良一様、お待たせして申し訳ありませんでした。下手の一つ覚えでしかありませんので、お口に合うか分かりませんが、どうかお召し上がり下さい」
陽子は三年前まで本当に料理が出来なかったのであろうか。そこにはプロ顔負けの料理が並んでおり、どれを見ても美味しそうである。
「陽子、凄いね。じゃあ戴きます」
もちろん麗那が食べさせてあげるのだが、良一は余程お腹がすいていたのか、用意された食事をあっという間に平らげてしまう。
平らげ終えた良一は陽子を凄いと褒めまくった。
「凄く美味しかったよ陽子、陽子ってお料理の天才だよ、まるでプロの料理人だよ。」
良一の賞賛に陽子は顔を真っ赤に染める。
「勿体のう御座います、良一様。私ごときの料理にお褒めを頂くなんて嬉しい限りですわ。」
「……」
麗那は良一の食べっぷりに至極満足していたが、マルスは食を進める事無く一人黙り込んでいる。
「マルスさんどうしたの?」
良一がマルスの様子に気が付き尋ねると、「いえ、何でもありません」と言うのみである。
(私も良ちゃん様にいつかご飯を作ってあげたい。今度(警備)局長に教えてもらおう)
と一人固く決意する。サラは料理が出来て、良一にも食べてもらっているが、マルスは料理が全く作れないのである。
「陽子、ご馳走様でした。ねえ、また今度陽子の料理を食べたいんだけど…いい?」
良一は無意識の内に上目遣いで陽子に尋ねる。その目を見て陽子は顔を一気に紅潮させ、「はい…」と俯きながら答える。
麗那はというと、良一の小さい頃からご飯を食べさせてあげていたが、良一がここに来てからは食べさせていない。何が何でも良一にご飯を作ってあげ、良一の喜ぶ顔を見ないと気がすまないので、近い内に絶対に料理を作ると決意するのである。
「り、良ちゃん様。まだまだ周る所がありますので、そろそろ移動しませんか?」
マルスは料理が作れないので居心地が悪く、良一を急かす。
良一も満足して、次の場所があるとの事なので、もう一度陽子にお礼を言って病院を出るのであった。
 
 
「良くん、ここはね図書館よ。生徒達が何でも調べられる様に、その辺の図書館よりも蔵書はたくさんあるのよ」
良一達が図書館に着くと、麗那が図書館についての説明をする。

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