PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 86
 88
の最後へ

学園の花婿 88

「美味しいね良くん。これくらい腕があればお店も開けるんじゃないかしら。そうね、私も久しぶりに良くんにお菓子を作ってみようかしら」
麗那は感心したようにクッキーを頬張る。マルスもおいしそうに食べており、みきのクッキーは評判であるようだ。
「うん、僕もお姉ちゃんのお菓子も食べてみたいな。みきのクッキーも美味しいけど、昔お姉ちゃんが作ってくれたお菓子も美味しかったもん」
良一に昔の事を褒められ、麗那は嬉しそうに良一とお菓子を食べるのであった。


ティタイムを終えた良一達はみきの先導のもと、上の階に行く。
みきは良一に褒められて、ほくほく顔になっており、スキップまでしている。
「さあ良一君、次は生徒達の階に行きますよ〜」
途中みきは階段に躓いてしまうのだが、幸せな今は痛みも感じないのか、すぐに起き上がってまたスキップをしだす。
良一達はみきの様子を見て苦笑しながら後ろを付いていく。
そして三階に着くと、廊下には数名の女子生徒が廊下で立ち話をしたり、歩いたりしていた。
突然の教師・学園長・特攻隊長・男の出現により、彼女達は驚き、急いで部屋に隠れる者もいれば、興味深そうに良一を見る者もいる。
(あの子誰?可愛いわね…)
(ほら、学園長の従姉弟が来るって言ってたじゃない)
などと、ひそひそと話している。
「良一君、この階は下の私の部屋と同じ造りですが、私達教職員と違うのは、生徒は二人一部屋なんですよ。共同生活で協調性を学んでもらうためにこういったシステムになっています。
ただ、私達の部屋にはありましたが、洗濯機はありません。彼女達が洗濯をしたい時は、洗濯室というのがありまして、そこで洗濯をします。
それと下には無いですが、簡単な調理室も生徒達の階にはあるんですよ」
「ふぅん、そうなんだ。お姉ちゃんはやっぱり僕のお姉ちゃんだね。僕ね、立派なお姉ちゃんと一緒にいれて嬉しいな」
良一は麗那が作ったこのシステムが輝いて見えるようだ。大体どこの全寮制の学校でもこのような、もしくはこれに似たシステムなのだが、良一にとって麗那が全てなので、目に見えるこのシステムが素晴しく思える。
「有難う良くん。お姉ちゃんも良くんのお姉ちゃんで嬉しいわよ」
二人の周りにはお花が見えそうなくらい、甘い世界が作り出されている。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す