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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 85

良一もみきが元気になったのが嬉しいのか、楽しそうにみきに付いて行くのであった。
 
 
良一達はまず一階にある、売店に行く。
そこには20歳位の女性がせっせと商品を並べていた。
「正識(せしる)ちゃん、良一君を連れてきたよ」
みきが正識の背中に向かって話しかけると、正識は驚いた様子で良一を見る。
しかし、次の瞬間、正識は急いで逃げるようにして店の奥の方に行ってしまう。
「あちゃ〜、正識ちゃんは男性恐怖症だったんだよね…」
みきがしまったという感じになっていると、麗那が正識を追って店の奥に入っていった。
「正識ちゃん、良くんはね、私の従姉弟なの。良くんも正識ちゃんみたいに人間不信なところがあるから、正識ちゃんに害を与える事はないわよ。ううん、正識ちゃんが良くんを見たら、きっと気に入ると思うわ。他の男とは違うから、良くんに会ってもらえないかしら?」
正識は麗那に言われると、怖そうではあるが店の前に出てくる。
「初めまして、山田良一です」
良一は俯いている正識に取り合えず挨拶はしたが、やはり良一も初対面の人には慣れないので俯いてしまう。
「あ、あの…岩崎正識です…よろしくお願いします」
ここは小学校の入学式の後の教室の中なのか…二人の自己紹介はまるでそんな感じがするのだが、麗那は良一がこんな形でも自分で自己紹介が出来て満足そうだ。
「良くん偉いわねぇ。自分で自己紹介が出来るなんて、お姉ちゃんすっごく嬉しいよ」
「正識ちゃんすごいじゃない。良ちゃん様がお相手って事もあるけど、ちゃんと出来たじゃない」
麗那とマルス…この二人はお見合いの席に来ているのだろうか…まるで二人は良一と正識の保護者気分で良一と正識を褒める。
「良くん、ここには大抵なものが売っているから、欲しいものがあったら……あっ…良くんはここには遊びにくる以外は来たら駄目だからね。良くんの物はお姉ちゃんが何でも買ってあげるから」
麗那の秘儀「過保護」の発動である。
麗那としては良一が自分で何かを買うなどは許されない事なのだ。全て自分が買い与えないとすまないのだ。
「お姉ちゃん、僕ね、ここでお姉ちゃんと一緒に買い物がしたいな。だから、今度またお姉ちゃんと一緒に来てもいいかな?」
良一の方が物分りがいいのか、無意識の内に麗那を喜ばせているのか、良一がそんな事を言うと、麗那は良一に飛びつくように抱きつくのだ。

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