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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 76

さやかはそれまで悩みに悩んで良一に告白するか迷っていたのだが、ようやく意を決して声を振り絞り告白する。
ただ…その時には良一と麗那の姿は既になく、良一が起きてからゆうに30分も経過していた。
「……」
さやかは目の前を見て、呆然と立ち尽くす。
「今度お会いした時は必ず…」
今回はこんな結果で終わったが、次こそはと決意を固く決めるのであった。



良一達はあの後、麗那の部屋に帰り、良一はまた昼寝をする。精神的にかなり疲れた良一は、寝室に着くなり、そのまま死んだように眠るのであった。
そして、さやかはというと、着替えた後職員室へ向かう。あの場では「我関せず」という態度を取ってはいたが、やはりみきの事が気になるのだ。
「みき先生、ちょっといいかしら?」
さやかは職員室に入って、落ち込んでいるみきの姿を確認すると、みきを給湯室に連れ出す。
「良一君があの時泣いていたのよ。学園長の雰囲気からして、もしかしたら良一君の過去の傷に触れたのかも…」
さやかはみきに先程のみきが追い出された原因を教えてあげる。
みきはさやかに言われて初めて気付いたようで、さらに落ち込むのである。
「ほら、元気が取り得の貴女がそんな姿をしてると、皆が心配するわよ。良一君に謝って、すっきりさせて来なさい」
「…そうよね…有難う。私、今から学園長の部屋に行って謝ってくるね」
みきは空ではあるが元気になると、さやかに礼を言い、給湯室を出て行く。
「…ふう…私も甘いわね…敵に塩を送るなんて。でも良一君の虜になるのは私だけじゃないだろうから…」
さやかは自分自身に苦笑しながら、職員室を後にするのであった。


学園長室に来たみきは、良一が寝ている為に麗那と対面する。
麗那は少し機嫌が悪かったが、みきの焦った姿を見て、きちんと会ってくれた。
「学園長申し訳ありません。本当は良一君に直接会って、きちんと謝らないといけないのですが…そうだ、少し待って下さい」
みきは何かを思いついた様に、突然会話を止めると、スーツの胸ポケットから手帳を出す。

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