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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 75

(良一君をこのまま抱きしめていたいけど…ダメっ…学園長が見てるから…)
さやかはこのままずっと良一を抱きしめていたいのだが躊躇してしまう。
(良一君がもう少し落ち着くまで、良一君の体温を感じていてもいいわよね…)
今の状況…良一が自らさやかを抱きしめているというのを利用する企みが、その直後脆くも崩れてしまう。
「良くん、お姉ちゃんの胸においで」
麗那としては良一が心配で堪らなく、ただ抱きしめたいという気持ちだけで良一を呼ぶ。
「ぉ…ねぇ…ちゃん…」
良一はぐったりと疲れた声を出しながらも、最後の気力を使ってすぐ横にいる麗那に抱きつくのであった。

良一達はその後プールサイドに上がる。
良一は時折咳をしていたがもう殆ど治まったようで、今は疲れてはいるが呼吸は安定している。
「良くん、疲れたでしょ?このままお姉ちゃんの膝の上で眠っていいのよ」
麗那は良一の体温を膝で感じて、ようやく安心したようだ。
良一は麗那の言葉を聞くと、そのまま目を閉じて眠りにつく。
そしてさやかはというと、良一が元に戻って安心はしたが、調度いいところでお預けをされ、何とも言えない顔をしている。
(この子の寝顔を見ているとなんだか吸い込まれそう…あのみき先生が一生懸命になるのも分かるわね…
今まで男と縁がなかったからよく分からないけど、もしかしてこれが初恋っていうのかしら…)
さやかは良一の寝顔を見て、ぼんやりとする。
麗那はというと、優しく良一の髪を撫でて、母親の様に良一を見守るのであった。



それから一時間後…良一が目を覚ますと、良一の体の事を心配して麗那は戻ろうと良一に提案する。
良一も麗那の提案に納得して更衣室に向かう。
「さやか先生、今日は僕のせいでこんな形で終わりになってごめんなさい。今度こそ頑張りますから、また教えて下さいね?」
良一はさやかに無意識の内に上目遣いで、次回の事をお願いする。
さやかは良一のその目を見ると、顔がやかんの様に赤くなって、ただ頷くしかできなかった。
…………
「あの…今度私の部屋に来てくれませんか…?」

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