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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 71

良一は今までとは違い、声を出さずに泣き出してしまうのである。
「良一く〜ん、こっちに来て一緒に泳ごうよ」
みきにとって災難なのは、良一が恥ずかしがって麗那の後ろに隠れたと思った事だ。
横で見ていたさやかは「あちゃ〜」と手を額に当てて、自分が被害を被らない様に目線を背けている。
「…みき先生、悪いけど職員室に戻っていただけるかしら?」
麗那は怒髪天を貫くといった思いだが、これ以上良一を怖がらせない為に、感情を押し殺して淡々とみきに最後通告をする。
「えっ?何でですか?」
未だに事情が分からないみきにとって、今からが楽しみなのに何故帰らなければいけないのかといった感じだ。
麗那の背中には水が滴っているのが分かる。良一はまだ泣いているのだろう。
(早く良くんを楽にしてあげないと…)
「いいから帰りなさい。これは学園長命令です!」
良一と再会するまでの麗那なら感情的に怒っていただろう。しかし良一と再開して、良一好みの女になると決めた以上変わらなければならない。
麗那は感情をなるべくおさえて、みきをこのプールから追い出す。
みきは学園長命令と言われてはどうしようもないので、結局理由が分からないまま水着のままプールを出て行くのであった。
余談ではあるが、後でさやかから事情を聞いたみきは驚愕した。
自分の何気ない行動が全て良一の心を傷つけてしまう。普段は元気のいい彼女もこの時ばかりは部屋で一人涙を流すのであった。
 
 
「良くんもう泣き止んで?良くんが泣いてるとおねえちゃんまで悲しくなるの…」
麗那は良一が何故みきが嫌いになったのか分かっていた。良一がここに来るまでの過去を全てあらっていたのだ。
自分が泣くと麗那が悲しくなると麗那に言われた良一は直ぐに泣き止み逆に麗那を慰めた。
「お姉ちゃん泣かないで僕がスク水姿のみき先生を見て怖がっただけ何だよ。お姉ちゃんが悲しむ事は無いんだよ。全部悪いのは僕が弱虫何だから。」
良一の慰めで麗那の心は悲しみをぬぐい去れたのであった。
「良くん、ありがとうやっぱり良くんは私の王子様ね。」
チュッ!!!
麗那は良一の口唇に軽いキスをした。

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