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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 53

「学園長どうしたのですか?」
良一と麗那が小声で話している真意が分からないマルスが、麗那が具合が悪くなったのかと心配になり、麗那に声をかける。
「ううん、何でもないの…さあ、次は2階に行きましょう」
良一と麗那は3人に顔を見られないように前を向き、階段を昇っていく。しかし、その顔は2人とも赤くなっていたのだった。

「この2階にはね、化学実験室と生物実験室があるのよ。もし良くんが実験の授業の時に怖くなったらお姉ちゃんのところに来てていいんだからね」
良一に甘い麗那は、良一が怖がる事は何もさせたくないので、良一に逃げ道を作ろうとするが、後ろにいた教師2人から何故かブーイングが来る。
「学園長、それは駄目です!授業は授業ですので、しっかりと受けてもらいます。そういう事は授業以外の時間にして下さい。(じゃないと、数少ない良様と一緒にいれる時間が少なくなるじゃないですか…)」
確認しておくが、後ろにいる2人の教師の担当は英語と社会であって、理科系の実験とは関係ない。
しかし彼女達にとって、良一との数少ない貴重な時間を、相手は学園長であるとはいえ取られるのは絶対に許せなかった。
最後の方の自己主張の部分は、誰にも聞こえなかったが、途中までの彼女達の主張は教師としてもっともな言い分であり、良一はその言葉だけを真に受けてしまう。
「お姉ちゃん有難う。でもね、どんなに怖い事があっても授業はちゃんと受けるよ。せっかくお姉ちゃんがこの学園に呼んでくれたのに、きちんと勉強をしないとこの学園に来た意味がないよ」
良一ははっきりとした口調で麗那に言う。
「良くん偉いわ。お姉ちゃんが間違ってたね。良くん、しっかりと勉強してね」
「良ちゃん様、偉いです。さすが良ちゃん様です」
「良様…有難うございます(私の貴重な時間を与えてくれて)」
「良一君有難う。(授業の時間は1分たりとも無駄にしないからね!)」
邪な意見も見受けられたが、4人に褒められた良一は、照れ臭そうにするのであった。


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