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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 54

「お姉ちゃん、次は3階だね。3階には何があるの?」
良一は初めての高校、しかも麗那の学校であるので、心が弾んでいた。
麗那も良一の嬉しそうな姿を見ていると、自然と笑みがこぼれる。
「3階にはな…」
「ちょっと待って良一君。3階は行っては駄目よ!」
麗那が良一に3階の説明をしようとすると、横からみきが麗那の言葉を遮る。
「えっ、何でですか?」
みきは気迫の迫った顔をしており、良一はその顔を見て不安になってしまう。
「みき、何でなの?何かまずい事でもあるの?」
麗那も分からないようで、不安になってみきに尋ねる。
「はい…3階には悪魔、いえ魔女が住んでいます。良一君が3階に近づくだけで、良一君は魔女の手に汚されてしまうでしょう…」
みきは怖そうな顔をして良一に忠告する。
しかし、この行動が再び事件を起こしてしまうのだった。
「お姉ちゃん怖いよ…」
良一は怖がってしまい麗那に抱きつく。
麗那とマルスはみきのその発言に半分キレかかってしまった。
「みき…あんたが言ってる魔女ってもしかして生物の…」
「ええ…あの女に良一君を近づけるのは…」
瑞穂がみきに話の真相を尋ねて、麗那とマルスもその話を聞いて真相を納得するが、彼女達にとってそんな事はどうでもいい。
今重要なのは、良一を怖がらせたという事。
「いい加減にしろ。良ちゃん様を怖がらせて何が楽しいんだ!?冗談で言っていい事と悪い事があるのが分からないのか!?」
マルスは激怒りでみきを責める。
普通の人間なら冗談で済む事であり、みきも冗談半分で言った事が、この様な事態を起こしてしまったのだ。
みきはマルスに言われて事の重大さが分かり、おろおろとして半泣きになってしまう。
「良一君ご免なさい。3階には変わり者の教師がいるから、良一君を近づけさせたくなかったの。私が悪かったわ、良一君に許してもらえるなら何でもするから…お願いだから許して下さい」
必死に良一に許してもらおうとするみき。
そして無言だが明らかに怒っている麗那と今にも飛び掴まんとするマルス。
瑞穂は麗那達の心が手に取る様に分かるが、それでも仲の良い同僚のみきを助ける為に口を開く。
「良様、私からも謝ります。どうかみきを許してあげて下さい、お願いします」
良一は麗那の胸の中で泣いていたが、みきの言葉と瑞穂の言葉でようやく真実が分かり泣き止んだようだ。
「本当に魔女はいないの?僕…食べられたりしないの…?」

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