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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 49

良一は自分の好奇心からこの警備局に来たのだが、彼女達の勢いに当然の如く震えていた。
そんな良一を麗那がさり気なく抱きしめ、風呂場での女生徒との出来事の時のような事にはならなかった。
「良ちゃん様、こちらは私が所属する警備局です。彼女達は良ちゃん様に何かあった時は必ず助けてくれますので覚えてあげて下さいね」
マルスが説明すると、良一は麗那の手の中でではあるが、彼女達が見えるように顔を出した。
「あの…山田良一です。麗那お姉ちゃん、いえ学園長の従姉弟で、新学期からこの学園に通わせていただきます。どうか宜しくお願いします」
良一は今までこんなに多くの女性に囲まれた事はなく、緊張で言葉に詰まりながらも自己紹介をした。
そんな良一の様子を見て、彼女達も良一の自己紹介を聞いていたが、良一の自己紹介が終わった途端、それぞれ顔を見合わせて黄色い声をあげる。
「きゃあ〜かわいい。困った事があったらお姉さんに何でも言ってね。すぐに駆けつけてあげるからね!」
「こんなペチャパイなんか気にしなくていいから、お姉さんの胸にいつでも飛び込んで来ていいのよ」
「お姉さんがいつもアナタを守ってあ・げ・るから、お姉さんの側にだけいたらいいからね!」
彼女達はそれぞれ良一に気に入られようと自己アピールをするが、その行為は良一にとって逆効果なのだ。
麗那の腕の中で再び震えだした良一を、麗那は苦笑しながらも力強く抱きしめてあげる。
マルスも良一が怯えているのを見て、良一の視線から彼女達が見えないように遮るのであった。
「お前達、良ちゃん様が怯えていらっしゃるから、早く持ち場へ帰れ!」
マルスが凄んだ言い方をすると、先程まで騒いでいた女性達も諦めた様にその場を立ち去る。
その様子を見て、麗那はまた苦笑するしかなかった。
「ねえ良くん。次はどこに行こうか?」
「え〜っとねぇ…職員室に行きたいな。僕がお世話になる先生に挨拶をしたいから」
良一は麗那の腕の中から離れて先程とは見違えるような凛とした顔付になっている。
「流石良ちゃん様です。律儀な良ちゃん様にますます惚れてしまいます」
マルスは良一の顔を見て、惚れきっている顔をする。
「良くん偉いわ。お姉ちゃん、良くんが立派に育ってくれてすごく嬉しいわ」
麗那も良一の態度を見て、母親のような顔付になり、良一の頭を撫でてあげる。
良一は麗那とマルスに褒められて、素直に嬉しそうな顔をするのであった。

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