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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 275

麗那はひなのを率いて寝室に向かう。寝室までの距離は僅かなものだが、後ろから見ても麗那は上機嫌で、鼻歌まで歌っている始末だ。そんな麗那を見てひなのは、未だビクビクしながらも頭に「?」を浮かべている。
そして寝室に着くと……
「うふふ、戴きま〜す!」
「う〜ん…お姉ちゃぁん……」
「…っ…!?」
麗那が良一にキスをすると、良一はキスの相手が麗那だと知ってか知らずか寝言で麗那の名前を呼ぶ。ひなのは麗那が、あの麗那が上機嫌でキスをした事に非常に驚いてしまう。
「うん♪いつキスをしても最高ね!」
「う〜ん…むにゃむにゃ……」
「…お姉様……」
挙句の果てには、麗那はまるで猫の様に良一の口を舐め始めてしまい、ひなのは余りの驚きで呆然とするしかなかった。
「お姉様…一体……」
「…ん?ひなのちゃん、何か言ったかしら?」
「…いえ、何故キスなど……」
「…え?…ああ、そう言えばアップルパイの味見だったわね。ちょっと待ってね?」
「…えっ!?そ、それもですが、何故突然キスなんかしてるんですか!? それにその方は一体どなたなんですか!?」
麗那はキスの事しか頭に無く、味見の事等すっかり忘れていた様子で、今思い出し今度は味見の為にキスをしようとする。しかし、ひなのにしたら、味見よりも今は麗那が何故突然キスをしたのか、そして男性を全く寄り付かせなかった麗那が夢中になる、麗那を夢中にさせる人物の方が余程気になるのだ。
「ええっ!?ひなのちゃん、この子が分からないの!?」
麗那は今まで良一を起こさない様にではあるが、良一に覆い被さる様にしており、ひなのからは顔は全く見えていなかった。
しかし、ひなのが言った言葉に余程驚いたのか、麗那がキョトンとした顔で半分体をひなのの方に向けて振り返ったので、漸くひなのにも良一の顔が披露される。
「………  ???  いえ、とても可愛らしい子だとは思いますが……
……えっ!?いえ、ちょっと待って下さい! ……もしかして……この匂い……お、お姉様……」
ひなのは良一に少し近付き、漸く何かに気付き始める。
「ふふ。ひなのちゃん、もう少し近づいてもいいわよ?」
「…は、はい…」
「…お姉様…まさか……」
「ふふ。どうしたの、ひなのちゃん?」
良一に近付き良一から発する豊潤な匂いが強まりひなのは一気に確信すると麗那は気付いたひなのをみてほくそ笑む。

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