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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 274



舞台は30分程遡り……
「良ちゃん様、今日もお疲れさまでした」
「うぅん……眠いよぉ…」
良一は授業が終了して戻って来たのだが、相変わらずマルスに抱っこされて眠そうにしている。
「学園長は今日はご多忙との事ですので、少しお休みになられて下さい」
「ぅ、う……ん?  あっ、アップルパイだぁ!」
良一は今までの眠さはどこに行ったのやら、アップルパイを見つけるとマルスの腕から飛び降り、一目散にアップルパイの方に向かう。
「ねえねえマルスさん。このアップルパイ食べて良い? ねえ、良いでしょ!?」
「う〜ん、良いと思いますよ。このアップルパイがどなたのかは分かりませんが、この部屋にある物は全て良ちゃん様の物ですので」
「わぁい、戴きま〜すっ!!」


5分後、1ホールあったアップルパイは見事に良一のお腹に収まり、アップルパイがあった皿には食べカスすら残っていなかった。そして……
「良ちゃん様のあの食べっぷり、いつ見ても嬉しくなるわ。今日のアップルパイはどなたが作られたかは分からないけど、余程美味しかったみたいね」
そう呟くマルスの腕には幸せそうに眠る良一の顔があり、良一の口の周りには食べかすが沢山付いていたが、ここで起こしてしまっては悪いので、敢えてそのままにし、良一を奥の寝室に寝かせに行った。





「ひなのちゃん、お待たせ。やっと片付いたわ」
「お姉様、お疲れさまでした。そうそう、今日はお姉様に試食して戴こうとアップルパイを作って来ましたの。あちらのお部屋に置いてますので、是非食べてみて下さい」
「そう、それは楽しみね。じゃあ折角だから行きましょうか」

「…あぁっ!?私のアップルパイが無いわっ!」
「あら、本当ねえ」
「お姉様っ! 私が折角お姉様の為に作って来たのに、どうしてそんなに落ち着いていらっしゃるのですか!?
折角…折角、ご感想を戴こうと思っていたのに……」
長年従姉妹をしてきて、麗那の偉大さ、恐ろしさを思い知っているひなのは、折角作ったアップルパイが消えてしまいかなり狼狽している。今まで麗那は嘘を吐いた相手には、それが例え従姉妹であっても許しはしなかったからだ。
「う〜ん、確かにアップルパイはあった様ね。
うふふ、やっぱりね。ねえ、ひなのちゃん? 味見をして感想を言えばいいのよね?」
「は、はい…」
麗那は皿を顔に近付けると意味深な顔でひなのを見つめる。
「じゃあ、味見をしに行きましょうか♪」

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