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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 256

「アンジェラにサブリナ?ああ、この子達ね?二人ならそこにいるわよ」
良一から二人の名前を聞くが、一瞬麗那には誰か分からなかった。しかし、先日セリから見せられた二人の履歴書の事を思い出し、良一に二人の事を知らせる。
「あっ、本当だ。アンジェラさんにサブリナさん、今日は宜しくお願いします」
二人の姿を認めると、良一は唯から離れ、二人の前に行き深々と頭を下げる。
「良くん、お勉強頑張ってね。お姉ちゃんとセリちゃんは今から良くんのお夕食を作りに行くからね」
良一の頭を撫でると麗那は部屋を出ていった。

「良一様、私達とても驚いておりますわ。良一様とお勉強出来るだけでも凄い事なのに、私達が考えていた図書館ではなく良一様のお部屋で出来るなんて」
サブリナもうんうんといった感じでおり、二人の驚き様が窺い知れる。
「そうなんだ?僕、アンジェラさんとサブリナが喜んでくれて嬉しいな」
良一が笑顔を見せると、二人の顔は一気に紅潮する。
「ではそろそろ始めましょうか。良くん、何からお勉強をしたい?」
唯の言葉で良一達は勉強を開始した。



「ふう、良くん、そろそろ休憩しましょうか?」
二時間程集中的に勉強をし、漸く休憩に入る。
良一は勉強中楽しそうに勉強をしていた。元々成績が良くない良一は、勉強が嫌いで今まで殆ど勉強をしてこなかった。しかし、この学園に入って、麗那やセリ、他の教師達が優しく丁寧に教えてくれる為、以前よりは格段に勉強をする時間は増えた。しかも今日はいつもと違い桃華と級友とである。麗那達に教えて貰うのは勿論楽しいが、それとは違った楽しさがあるのだ。
「良一様、今お茶の用意をしますわね」
桃華は良一の頑張る姿を見て自分の事の様に嬉しくなり、急いでお茶の準備をしに行く。
「ホント、良くん偉いわ。唯お姉ちゃん、良くんの事ますます好きになったわ」
もう鉛筆を置いている為、唯は当たり前の事の様に良一を抱っこして、良一をギュッと抱き締めている。
「良一様、失礼致します」
「あら、サラじゃない。麗那お姉様のお手伝いをしなくていいの?」
「は、はぃ…良一様のお食事は自分達だけで作ると仰って…私、する事が無くなってしまったのでせめて良一様にお茶でもと…」
唯の質問にサラは悲しみの表情を浮かべながら答える。それに桃華も一緒に戻って来ているので、どうやら桃華から話を聞いて何とか良一の役に立ちたいと思いやって来た様だ。
「良一様、もう直ぐお姉様のお夕食が出来る頃だと思うからおやつは無いですけど、この紅茶の葉はサラさんがお庭で作った物だからとっても美味しいですわよ。体も心も安まるからどんどん飲んで下さいね」
桃華の説明にサラは今度は顔を真っ赤にさせる。
良一は唯にフーフーされ、ゆっくり飲まされながら身も心も安まるのを実感した。

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