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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 249

「愛っ!あんた何で裸なのよっ!?それに良一様まで…」
一目見れば何があったか明らかだが、頭に完全に血が上った早苗は愛を責め捲る事しかしない。
「煩いわね…私の裸なんて見慣れてるでしょ。それよりあんまり騒ぎたてないでくれる?折角良一が気持ち良さそうに寝ているのに起きちゃうじゃない」
愛にしたら早苗とはよく寮の大浴場に入っているので裸等見慣れたものなのだ。それなのに何を騒ぎ立てるか、ましてや良一が寝ているのに良一の直ぐ側で大声を出すなんて気が狂っているのではないか?と思う。
「煩いって何よ!?あんたのそんな態度、本当にムカつくわねっ!今の状況を早く説明しなさいよっ!!」
パシーンッ!!
早苗は愛の言った言葉等全く耳に入らず尚も騒ぎ立てる。しかし、愛にとっては急にやって来て、一方的に責められ、しかも良一が寝ているのに起こす行為を行う早苗が許せなかった。
「良一が寝てるって言ってるでしょ!?」
そして愛は早苗の頭を掴み、良一の寝顔の前に顔を持っていく。
「…………。  ご免なさい……」
愛の強引な行動によって早苗は漸く事態を理解し、シュンとなって俯むく。


「愛お姉ちゃん…愛お姉ちゃんどこ…?」
それから暫くして良一は目を覚ましたが、目の前にいる筈の愛がいなくて必死に愛を探す。
「良一起きたのね?大丈夫、私はここにいるから」
愛と早苗はあの後、良一を起こさない様に良一から少し離れた場所にいた。二人共その間決して口を開かず、愛は良一の寝顔を見つめ、早苗は良一を危うく起こしてしまいそうだった事を後悔して俯むいたままだった。
「愛お姉ちゃぁん」
良一は愛が側に寄ると愛の胸に飛び込み無邪気に甘えまくる。愛も良一に応え、胸の中で良一を精一杯慈しむ。
「良一様…」
早苗は良一が起きたのが分かると良一の側まで行き沈痛な面持ちで良一を見る。
「あれ?早苗さんだ。ねえ、愛お姉ちゃん?早苗さんどうしたの?」
良一は何故早苗がここにいるか、何故早苗が落ち込んでいるのかが分からず愛に甘えたまま尋ねる。
「さあ、どうしたのかしらね。そうそう、早苗、何かあったの?あんたここに入って来た時かなり焦っていなかったかしら?」
愛は良一の言葉で早苗が部屋に入って来た時の事を思い出し早苗に尋ねる。
「あ…… 愛、実はね…………」
早苗は生徒手帳を無くした事を愛に話す。今まで学校中探したけど見付からず、途方に暮れていた事を沈痛な面持ちで告白する。
「…そう。生徒手帳を無くすって事は、もうこの学園に居れないって事よね。……早苗、何としてでも探し出さないと!
……良一、ご免なさい!私、今から早苗の手帳を探しに行かないといけないから。絶対に直ぐ戻って来るからこの部屋で待ってて?」
愛には良一との時間は凄く大事だ。しかし、早苗はかけがえのない親友。その親友の危機を無視する事は出来なかった。

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