PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 242
 244
の最後へ

学園の花婿 244

「私、やっと人間らしく生きられそうです…」
恭子は涙を流しながら良一を見つめる。その涙が良一と出会えた事の嬉し涙か、過去のトラウマを吐き出した涙かは本人にも分からないが、良一の顔を目の前で見ると心が温まるのが分かる。
「…んっ…」
恭子は良一の顔に吸い込まれる様にキスをする。
「良一様、私の全ての『初めて』は全て良一様のモノです。そして、私の全ては良一様のモノですから」
恭子は思う。確かにあの初恋は辛かった。でも、良一様がいれば私は生きられる。学園長、いえ麗那様と共に良一様をお守りしよう。と……


それから暫くして、麗那がセリ・唯・桃華・マルス・サラと共に恭子の部屋に来た。
「麗那様、私も良一様の『オンナ』にして下さい」
麗那は良一と恭子が抱き合っているのを見て全てを悟る。
「…………。  ……本当にそれでいいのね?」
「……怒らないのですか…?」
麗那が考える様に質問すると、恭子は驚いた様に答える。良一に対しては非情な麗那が雅か許してくれるとは思っていなかったからだ。恭子は麗那に殴られるのを覚悟で麗那にお願いしたのだ。
「良くんが望んだんでしょ?だったら私が否定する理由は無いわ。
……それに…何れ私もそうしたいと思っていたし」
最後の部分は麗那は間を置いて答える。
「良くん、さあ帰りましょう」
「うん」
セリとサラは良一の体を綺麗にし、服を着させる。
「良くん、じゃあ帰りましょう。 恭子先生、何してるの?そんなにモタモタしてたら良くんのオンナにはなれないわよ?」
「は、はい!」
麗那は良一の手を引き部屋を出る。そしてその間際穏やかな表情で恭子を急かすと、恭子は嬉しそうに急いで服を着て良一の後に続くのであった。




『もしもし、私だ』
『何か用かしら!?』
『まだ私の命令を実行に移していないのか!?約束の期限はとっくに過ぎているんだぞ!お前みたいな役立たずは我が「家」の恥だ!! ――――』
ツーッ…ツーッ…ツーッ…
日本語では無い会話が電話で続いていたが、電話を受けた少女は一方的に電話を切る。
「あの人の言う事なんて聞いてやるもんか!私は私の方法でやるわ。私の人生を私が決めて何が悪いの!?」
少女は電話に向かってそう怒鳴ると、表情を変え部屋を出ていった。



「ねえねえ、良一様?近い内に私と一緒にお勉強をしませんか?」
定期テストが近くなったある日の昼休み、アンジェラは良一に甘えた様にお願いをする。
「セリお姉ちゃん、どうしよう…?」
今日はセリと二人で昼食を取っており、良一は不安そうに尋ねる。
「私は偶にはいいと思うわ。後は麗那お姉様に聞いてみたら?」
「うん」
セリはいつも良一を独占しているので、少し位は気分転換にと賛成する。
「では、お待ちしてますわ」
アンジェラは十分期待出来る返答を得ると、嬉しそうに自分の席に戻って行った。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す