PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 228
 230
の最後へ

学園の花婿 230

GWが終わり、良一は普段の生活に戻った。
何も代わり映えの無い、麗那達の溺愛の毎日。
ただ、一つ変わった事は愛が執拗に良一の周りをうろちょろとしている事だ。
普段はマルスといつも一緒にいる良一。セリや唯、生徒会の桃華達、クラスメイトのアンジェラ達と一緒にいる事もあるのだが、愛は彼女達がいても少し離れた場所で無言のまま相変わらずの表情で良一の周りをうろついている。
何度かマルスやセリ達が問い質したが、愛は無言のままであった。
そして、暫くすると愛は静かに無言で去って行くのであった。
「愛〜いい加減にしないと良一様に嫌われるわよ。最も最近は会長もあんたを警戒し始めてるわよ。」
愛は寮にある自分の部屋に戻るとルームメイトの早苗に注意された。

「わ、分かってるわよ! ……でも…良一の前じゃ言葉が出ないし、最近の良一の周り、絶対におかしいから…」
愛は切羽詰った表情で壁を見つめる。
「はぁ…あんたねぇ… いつものあんたらしくないわね。そんなんじゃ、いつまでたっても良一様を捕まえれないわよ。それとも私が先に良一様に告白してもいいの?」
「ダメ!絶対にダメよ!!」
「じゃあもっとしっかりする事ね」
いつもの二人の情景。延々と続くこの会話はいつになったら終わりを見せるのだろうか。


数日後。麗那は一人で考え事をしていた。
「はぁ〜…良くん、良くぅん…」
旅行の時、何百枚もデジカメで撮った写真を眺める麗那。もう既に何十枚もポスターサイズにプリントアウトしては学園長室に張り付けている。
麗那に向かって微笑む良一。恥ずかしげな顔の良一。甘えた顔の良一。困った顔の良一…… そのどれもが麗那を見つめている様に思え、麗那はその都度胸がときめくのだ。
「夏休みまでにまた良くんとどこかに行きたいわね」
重症患者の麗那は溜った仕事もせずに、この先何日もこの状態を繰り返すのだ。


GWが終わって少しした頃、良一はマルスと散歩をしていた。
「良ちゃん様、今日はどこに参りましょう?」
マルスは良一の護衛という最高の仕事に、人生最大の喜びを得ている。麗那やセリ達は学園長や教師としての仕事があるので、四六時中良一と一緒に居る事は出来ない。
夜は麗那達が良一を独占するので一緒に居れない事はあるが、それでも良一と一番一緒に居れるのは自分だと思うと幸せに思えるのだ。
「僕、おしっこ…」
普通どこぞの場所に行きたいというだろうが、良一はそうはいかない。
マルスもそれが当然の様に良一を「良くん専用」トイレに連れて行くのだ。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す